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満月の夜、母を施設に置いて

介護は、どうしてこんなに不毛で貴いのだろう。
認知症は、どうしてこんなに腹立たしく愛おしいのだろう。
母は、どうしてこんなに小さくて大きいのだろう。
――アルツハイマー病になった母の介護のことをつづった、切なくて哀しくて優しい詩集。
谷川俊太郎さんとの対談も収載。
第1章 母が、
 おむつ/パチンコ/薬/寝たきり/私でなくても/霊柩車 ほか

第2章 父と、
 約束/布切れ/領収書/花見/母の中の父/祈る 

第3章 息子は、
 母の足をさすりながら/旨いものを食べると/あごあげ係/カステラ ほか 

[対談]
谷川俊太郎×藤川幸之助

書籍データ
著者藤川幸之助=詩/松尾たいこ=絵/谷川俊太郎=対談 判型B5変
ISBN978-4-8058-3019-2 頁数138頁
発行日2008年6月10日 価格1,650円(税込)
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