「記録が苦手」というケアマネジャー、必見! 30の具体例でわかる「F-SOAIP」の書き方

「文章力に自信がない」「とにかく時間がかかる」など、ケアマネジャーをはじめとする福祉職の現場では記録の悩みが尽きません。そんな負担を軽減する記録法として、注目を集めているのが「F-SOAIP(エフソ・アイピー)」です。
1. F-SOAIPとは何か? 「6項目」で記録が完結!
F-SOAIPは、対人支援職が「何を見聞きして、どう考え、何をしたか」をありのままに記録できるよう、必要最小限の6つの項目で構成されています(表)。詳しく見ていきましょう。
▼表 F-SOAIPの6項目▼
①項目F(Focus:焦点)
経過記録に書かれた場面がどのような場面だったかを簡潔に表す、タイトルの役割を果たします。問題点だけを記すのではなく、生活の状況や支援の意図がイメージできる表現を用いることで、記録の全文を読まなくても書かれている内容を把握できるようになります。
②項目S(Subjective Data:主観的情報)
利用者や家族の言葉を記述する項目です。利用者や家族が話した言葉を正確に記録として残すことで、当事者の主観的な思いや、言葉の裏に隠された真のニーズ・生活課題を明確にとらえることができます。
③項目O(Objective Data:客観的情報)
支援者が観察から得た情報や、環境の変化、他職種やサービス事業所から得られた客観的な事実を記載します。
④項目A(Assessment:アセスメント)
支援者(記録者本人)の判断や解釈、気づきといった「支援の根拠」を記述します。従来の記録では、「何が起こったのか」ばかりに目が向き、そのとき「支援者がどのような判断をしたか」は抜け落ちてしまいがちでした。この項目があることで、誰の目にも支援の根拠が理解できるようになります。
⑤項目I(Intervention / Implementation:介入/実施)
説明、調整、同意確認など、支援者自身がその場で行った具体的な対応や実務を記載します。
⑥項目P(Plan:計画)
アセスメントや支援の結果をふまえた、当面の対応予定などを記録します。
経過記録に書かれた場面がどのような場面だったかを簡潔に表す、タイトルの役割を果たします。問題点だけを記すのではなく、生活の状況や支援の意図がイメージできる表現を用いることで、記録の全文を読まなくても書かれている内容を把握できるようになります。
②項目S(Subjective Data:主観的情報)
利用者や家族の言葉を記述する項目です。利用者や家族が話した言葉を正確に記録として残すことで、当事者の主観的な思いや、言葉の裏に隠された真のニーズ・生活課題を明確にとらえることができます。
③項目O(Objective Data:客観的情報)
支援者が観察から得た情報や、環境の変化、他職種やサービス事業所から得られた客観的な事実を記載します。
④項目A(Assessment:アセスメント)
支援者(記録者本人)の判断や解釈、気づきといった「支援の根拠」を記述します。従来の記録では、「何が起こったのか」ばかりに目が向き、そのとき「支援者がどのような判断をしたか」は抜け落ちてしまいがちでした。この項目があることで、誰の目にも支援の根拠が理解できるようになります。
⑤項目I(Intervention / Implementation:介入/実施)
説明、調整、同意確認など、支援者自身がその場で行った具体的な対応や実務を記載します。
⑥項目P(Plan:計画)
アセスメントや支援の結果をふまえた、当面の対応予定などを記録します。
「項目の意味を覚えるだけでも大変そう……」「4項目のSOAPでさえ書くのが難しいのに、6項目に増えたらもっと大変なのでは?」。そう不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、実はそうではありません。叙述形式で記録を書くことが大変だった理由の一つは、「何を、どのように記載すればよいか」が不明瞭だったためです。また、SOAPなどの従来の項目形式記録は、「書くべき情報を書くための項目」が不足していたため、思うように項目に振り分けることができず、まとめることが難しいという状況がありました。
F-SOAIPには、支援者が「何を見聞きして(S・O)」「どう考え(A)」「何をしたか(I)」「次に何をするか(P)」という実践過程を記述するために、必要な項目がすべて揃っています。そのため、判断に迷うことなく、ありのままの支援をスムーズに記録に残すことができるようになります。
さらに、すべての項目を毎回必ず埋める必要はなく、その場面で必要な項目だけをピックアップし、順不同で記載することができるのも、現場に優しい大きな利点です。
しかし、実はそうではありません。叙述形式で記録を書くことが大変だった理由の一つは、「何を、どのように記載すればよいか」が不明瞭だったためです。また、SOAPなどの従来の項目形式記録は、「書くべき情報を書くための項目」が不足していたため、思うように項目に振り分けることができず、まとめることが難しいという状況がありました。
F-SOAIPには、支援者が「何を見聞きして(S・O)」「どう考え(A)」「何をしたか(I)」「次に何をするか(P)」という実践過程を記述するために、必要な項目がすべて揃っています。そのため、判断に迷うことなく、ありのままの支援をスムーズに記録に残すことができるようになります。
さらに、すべての項目を毎回必ず埋める必要はなく、その場面で必要な項目だけをピックアップし、順不同で記載することができるのも、現場に優しい大きな利点です。
2. 基本から活用のコツまで丸ごとわかる! おすすめの1冊
「そうはいっても、実際に取り組むのは大変そう」「研修を受けなければ理解できない」。このように感じる人も多いのではないでしょうか。
そんな方にこそおすすめしたい1冊が、『悩まず書ける!一目で伝わる!ケアマネ・福祉職のためのF-SOAIP実践ガイド』(編著:小嶋章吾・嶌末憲子/中央法規出版)です。前著『医療・福祉の質が高まる 生活支援記録法[F-SOAIP]』(著:小嶋章吾・嶌末憲子/中央法規出版)が福祉職全般を対象としていたのに対し、本書は「相談支援」に特化している点が特徴です。
また、この本は、単なる理論書ではありません。F-SOAIPで扱う6項目を、具体的な表現例を交えながら丁寧に解説することはもちろん、インテークやアセスメント、モニタリングといった実際のケアマネジメントプロセスに沿った活用のコツをやさしく解説。さらに、退院支援や認知症、カスタマーハラスメントへの対応など、現場でよくある30事例を掲載し、Before(これまでの叙述形式)とAfter(F-SOAIP形式)を対比しながら、F-SOAIPの書き方のポイントを視覚的に学ぶことができます。穴埋め問題や書き換え問題など、実践的な演習も用意されているため、個人での学習はもちろん、事業所内での研修等の教材としても活用いただけます。
「書くための記録」を「支援の質を高めるための記録」へ。F-SOAIPを身につけ、記録を次の支援につながるツールへと変えていきませんか?
そんな方にこそおすすめしたい1冊が、『悩まず書ける!一目で伝わる!ケアマネ・福祉職のためのF-SOAIP実践ガイド』(編著:小嶋章吾・嶌末憲子/中央法規出版)です。前著『医療・福祉の質が高まる 生活支援記録法[F-SOAIP]』(著:小嶋章吾・嶌末憲子/中央法規出版)が福祉職全般を対象としていたのに対し、本書は「相談支援」に特化している点が特徴です。
また、この本は、単なる理論書ではありません。F-SOAIPで扱う6項目を、具体的な表現例を交えながら丁寧に解説することはもちろん、インテークやアセスメント、モニタリングといった実際のケアマネジメントプロセスに沿った活用のコツをやさしく解説。さらに、退院支援や認知症、カスタマーハラスメントへの対応など、現場でよくある30事例を掲載し、Before(これまでの叙述形式)とAfter(F-SOAIP形式)を対比しながら、F-SOAIPの書き方のポイントを視覚的に学ぶことができます。穴埋め問題や書き換え問題など、実践的な演習も用意されているため、個人での学習はもちろん、事業所内での研修等の教材としても活用いただけます。
「書くための記録」を「支援の質を高めるための記録」へ。F-SOAIPを身につけ、記録を次の支援につながるツールへと変えていきませんか?







