わたしの声をきいて１　外国にルーツのある子どもが知ってほしいこと

編集者からのメッセージ

本書には、ネパールから来た女の子のスニタさん、フィリピンから来た男の子のジュン、ペルーから来た男の子のホルヘの３人が登場します。それぞれ日本の小学校に入り、言葉や文化の違いで親子ともに困った経験をしたり、周りからの視線につらい思いをしたりします。どうして日本に来ることになったのか、どんなことに日々苦労したり、喜びを感じたりしているのか、マジョリティとして暮らす人にはなかなか見えない課題について、子どもの「声」で語られる内容には、たくさんの気づきがあります。まわりの子どもたちの理解を促す解説やおとな向けのページもあり、安心して授業や読み聞かせに活用していただけます。