発達障害のある子どもと周囲との関係性を支援する コミュニケーション支援のための6つのポイントと5つのフォーカス
子どもや保護者のせいにしても問題は解決しない
本書は、発達障害のある子どもの「コミュニケーション」に関わる問題を、子どもと周囲の人・環境との相互作用の中にあるズレや障壁に原因があると捉え、子どもを取りまく環境を含めてアセスメントし、良循環を生み出す力をつけるための本です。発達障害児支援や特別支援教育に携わる方々にご活用いただけます。
6つのポイントと5つのフォーカス
様々な職種の専門家が行き詰まった事例をひも解いていきますが、コミュニケーションの支援をする上で重要な視点を示す6つのポイントと、関係性へバランスよく支援をするための5つのフォーカスを用いて支援内容を整理しています。読者は読み進めるうちに、支援のポイントとフォーカスを常に意識することができるようになります。また、様々な職種の考え方や強みを理解することもでき、今後の多職種連携に役立てることができます。
こちらでも紹介されていますhttps://h-navi.jp/column/article/35027821
(「LITALICO発達ナビ」というサイトが開きます)
目 次
1部 関係性の中でおきる「コミュニケーション障害」へのアプローチ 1章 私たちは関係性の中で生きている 2章 コミュニケーション支援のポイントとフォーカス 2部 関係性へのコミュニケーション支援の実際 3章 子どもと周囲の人との関係性を変えていく 4章 本人の気持ちに着目した支援 5章 発達障害教育の連携・支援のドーナツ化現象を食い止める 6章 背景に児童虐待、DVがある家庭への支援 7章 テクノロジーを活用した支援 8章 感覚・運動・身体を介した支援 9章 応用行動分析を用いた支援 対談
著者 | 野口晃菜、陶 貴行=編著 | 判型 | A5 |
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ISBN | 978-4-8058-8171-2 | 頁数 | 260頁 |
発行日 | 2020年7月10日 | 価格 | 2,420円(税込) |