地域共生ホーム 知的障害のある人のこれからの住まいと暮らし

本書は、既存の障害者支援施設の現状を見つめ直し、地域生活の根拠地として「地域共生ホーム」という考え方を示し、地域生活を営むそこでの暮らしのあり方を新たに提言したもの。
市民としての地域生活、職員の専門性、施設長、施設運営、権利擁護など、多角的な内容に触れる。


目  次
第1章 「地域共生ホーム」を創る
 1 障害のある人が「わが家」と呼ぶことのできる「地域共生ホーム」
 2 これまでの住まいにありがちな弊害を乗りこえて
 3 格差と不平等の渦巻く現実を乗りこえて人権擁護の住まいを創る

第2章 「地域共生ホーム」から市民としての地域生活を創る
 1 地域生活の根拠地としての親密圏
 2 親密圏から地域生活への展望を拓く支援

第3章 職員の専門性の向上と待遇改善を求めて
 1 人口減少に伴う未曽有の職員不足の現実
 2 障害者支援施設の職員配置
 3 支援について
 4 支援の専門性を阻むさまざまな要因
 5 障害者支援施設の制度的限界を直視した事態の改善を

第4章 地域共生ホームの施設長のあり方
 1 社会福祉法人制度改革と社会福祉法人・施設長のあり方
 2 これからの社会福祉法人に自治と討議に基づく福祉文化を創造する

第5章 施設経営と運営のあり方について
 1 給付費と報酬について
 2 支援施設と通所生活介護
 3 職員を育む

第6章 家族の役割と法的位置を明らかに
 1 親・家族の生活実態
 2 子どもの親からの自立困難と施設
 3 親・家族の幸福追求権の実現を
   ―民法第877条の廃止を求める
 4 世代を超えた障害のある人と親の連帯を求めて
 5 わが子が生まれ共に歩み過ごしてきたことへの感謝に代えて

第7章 国・地方公共団体の社会福祉の増進にかかわる役割と責任
 1 すべての人の幸福追求権を保障する国家責任
 2 国際比較で見る日本の障害者政策
 3 切実な福祉ニーズに国が責任をもって応える仕組みを

第8章 利用者の権利擁護
 1 権利擁護の意味
 2 知的障害者が支援施設へ入所すること
 3 施設と成年後見制度
 4 利用者の契約
 5 福祉が契約で実施される
 6 施設利用は契約でよいのか
 7 施設利用者の権利
 8 人権を護る手だて
 9 利用者の人権を護るために

付録
 ・施設利用に伴うサービス利用契約と
  個別支援計画に関する実態調査報告
 ・施設の暮らし点検シート

書籍データ
著者一般社団法人全国知的障害者施設家族会連合会=編著 判型A5
ISBN978-4-8058-5947-6 頁数290頁
発行日2019年9月10日 価格1,944円(税込)
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