教室でできる気になる子への認知行動療法 「認知の歪み」から起こる行動を変える13の技法
発達が気になる子は認知の偏りに端を発し、暴言や暴力行為に発展する場合がある。
本書は認知行動療法を応用して、「認知の歪み」を理解し、感情に働きかけ、適切な行動へと導く13の技法を解説。
学校の構造化を活用しながら、教員として支援できる方法論を具体的に伝える。
目 次
第1章 「認知の歪み」って何だろう?
1 「認知の歪み」とは
2 「認知の歪み」と発達障害
3 不適応行動を起こす要因とは
第2章 認知行動療法から紐解く
3ステップ
1 認知行動療法とは
2 好循環に変える3ステップ
第3章 「認知の歪み」を理解し、
適切な行動に変えていく技法
1 「認知の歪み」を理解する→Step1
・全か無かの思考
・一般化のしすぎ
・結論の飛躍
・心のフィルター
・マイナス化思考
ほか
2 感情に働きかける技法→Step2
・複雑な感情に気づかせる
・感情にラベリングする
・子どもの思考を裏づける証拠についての質問
・“感情→行動”のパターンを知る
・感情に向き合う(失敗を理解する)
3 行動に働きかける技法→Step3
・聴くスキルを磨く
・誰(何)のせいか?
・選択の余地を検討する
・ポジティブ・トーク
・ほかの子どもの協力を引き出す
ほか
第4章 ケースで学ぶ、認知行動療法
・100点にこだわりすぎるA君
・すぐに手や足が出てしまうB君
・「いつも怒られる」「叱られてばっかり」と
嘆くC君
・「いつもいじめられる」と訴えるDさん
・被害的になり、何でも人のせいにするEさん
ほか
第5章 学校こそが認知行動療法に最適の場
1 なぜ認知行動療法は
学校でこそ有効な手段となるのか
2 「認知の歪み」をもつ子どもにとって
最適の学習場面になるように
著者 | 松浦直己=著 | 判型 | B5 |
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ISBN | 978-4-8058-5754-0 | 頁数 | 160頁 |
発行日 | 2018年10月20日 | 価格 | 2,200円(税込) |
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