よくわかる成年後見制度活用ブック 精神障害や認知症などのある人の意思決定支援のために
精神障害者・認知症者の様々な問題(触法・他害行為・虐待・セルフネグレクト・治療拒否・長期入院・親族間調整・詐欺被害・財産処分など)への成年後見人の具体的な対応を、事例を挙げて解説する。
成年後見制度の概要や、その対象となる精神疾患・症状の概要も理解できる。
目 次
第1章 成年後見制度と意思決定支援
-成年後見人の基本姿勢
1 判断能力が不十分な人の意思決定支援
2 意思決定を支援する仕組みと
意思決定の尊重
3 成年後見人としての倫理
第2章 判断能力が不十分な人への
生活の支援
1 生活にかかわる法制度
2 生活を支える社会資源
3 地域包括ケアシステムと
多職種による支援ネットワーク
第3章 成年後見制度の活用
1 成年後見制度の申立て
2 成年後見制度を活用する理由
―そのメリットとデメリット
第4章 精神障害・認知症の人に対する
成年後見人等の具体的対応
1 統合失調症の再発
―精神科医療の仕組み
2 関係性の構築を難しくする幻聴・妄想
―長期入院者へのかかわりと
チームによる支援
3 放火などの重大な他害行為
―心神喪失者等医療観察法対象者の
地域生活支援
ほか
第5章 対象疾患・障害の概要
1 精神疾患・精神障害の概要
2 統合失調症
3 感情障害
ほか
第6章 成年後見制度の限界と課題
1 成年後見制度の限界
2 成年後見制度の課題
資料
1 公益社団法人日本精神保健福祉士協会
の倫理綱領
2 成年後見制度に関する見解
3 成年後見制度に関する横浜宣言
ほか
著者 | 公益社団法人日本精神保健福祉士協会=監修/岩崎香、田村綾子=編集 | 判型 | B5 |
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ISBN | 978-4-8058-5749-6 | 頁数 | 252頁 |
発行日 | 2018年10月10日 | 価格 | 2,860円(税込) |