多職種で支える終末期ケア 医療・福祉連携の実践と研究
「多死亡社会」を迎えつつある中、医療・福祉の現場では、様々な職種がチームとして「終末期ケア」にかかわることが求められている。
本書は、「多職種が支える終末期ケア」について、その先進的な実践例と研究報告を収載。
事例検討会の進め方についても解説する。
目 次
第1章 地域包括ケアに引き付けた
行政、在宅、病院での取り組み
1 保証人制度に頼らない在宅看取り、
死後の対応
2 医療機関と行政が
一体となって取り組む
「在宅看取り」の推進
3 低所得者など生活困難者への
在宅終末期ケアの取り組み
4 日本一の訪問看護利用率で、
大切な一人ひとりの人生を支える
医療・看護・介護の連携
5 スーパーケアミックス病院が取り組む
終末期ケア
6 名古屋市立西部医療センターの
組織横断的活動
第2章 多職種で支える終末期ケアの
実践研究
1 日本福祉大学
終末期ケア研究会が行った
終末期ケア研究の到達点と課題
2 特別養護老人ホームにおける
終末期の多職種連携
3 医療療養病床における
看取りケア体制とプロセス評価
4 在宅看取りにおける
多職種チーム・モデルと課題
第3章 多職種で支える終末期ケアの
事例検討会、
カンファレンスの進め方
1 終末期ケア事例検討会の
開き方と進め方と評価
2 看取りケアを深めるための
「振り返りカンファレンス」の
進め方と評価
3 ケアマネジメント・ツールを活用した
カンファレンスの進め方と評価
4 カンファレンスや事例検討会における
ファシリテーターと参加者の役割
第4章 多職種で支える終末期ケアの
文献研究
1 特別養護老人ホームにおける
終末期ケア文献プレビュー
2 医療療養病床における
終末期ケア文献プレビュー
3 終末期ケアにおける
多職種連携教育(IPE)の文献研究
4 多職種で支える終末期ケアの
研究動向のまとめ
第5章 フランス終末期ケアの動向と
わが国への示唆
―意思決定支援に焦点を当てて―
1 フランス終末期ケアに関する施策の動向
2 レオネッティ法の概要と多職種による意思決定支援
3 フランス終末期ケア提供体制の推移
4 緩和ケア人材教育
著者 | 篠田道子、原沢優子、杉本浩章、上山崎悦代=編著 | 判型 | B5 |
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ISBN | 978-4-8058-5705-2 | 頁数 | 286頁 |
発行日 | 2018年5月15日 | 価格 | 2,860円(税込) |