相談支援の実践力 これからの障害者福祉を担うあなたへ
相談支援専門員の先駆けとして「施設と地域」の間を走り抜けてきた著者が、30年にわたる実践の中で気づいてきたこと、大切にしてきたことを余すところなく語りつくす。
現場の支援員、相談支援専門員、サービス管理責任者が元気になる、明日の活力にできる一冊。
目 次
第1章 施設と地域のあいだで考えた
―本質は「本人中心支援」への
気づき
1 入所も地域も結局、
親の期待に応え続けた
2 「地域移行」ではなく
「地域生活移行」にこだわった
コロニー「西駒郷」の取り組み
3 自立支援協議会は、本人中心支援を
関係機関が意思統一する場
4 「制度だから仕方のない
計画作成100%」と
「待ってました100%」の
せめぎ合い
第2章 相談支援専門員として
プレイヤーを目指すために
―私が大切だと思ってきた
五つの考え方とアプローチ
1 「意思決定支援」は
本人の選択・判断基準のスケールを
更新し続けることへの応援
2 相談支援専門員は
「木を見ながら、森をこしらえる人」
サービス管理責任者は
「森を見ながら、木をこしらえる人」
3 「サービス等利用計画」は
支給決定の根拠資料
(市町村の信頼を得るために)
4 地域で支えきれない方に
どうアプローチしていくか
5 小さなケアマネと
大きなケアマネの連携
第3章 これからの相談支援実践
―プレイヤーの資質とマインド
1 「小さなケアマネ」の視点と
「大きなケアマネ」の視点を
中心にもちつつ
2 「本人中心の社会モデルで
支えていく視点」を
常に関係機関に示し続けていく
3 地域の事業所を
本人中心の事業所に変えていく
4 他領域、他分野との連携強化を
視野に入れつつ、半年後、一年後、
〇年後に花開かせる思いで、
地域に種をまいていく
5 我々の行動様式は、
常に「かかわる、かかわる」
「巻き込む、巻き込む」
著者 | 福岡寿=著 | 判型 | A5 |
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ISBN | 978-4-8058-5641-3 | 頁数 | 202頁 |
発行日 | 2018年2月25日 | 価格 | 1,650円(税込) |