介護福祉の「専門性」を問い直す
人間の尊厳と自立、人間関係とコミュニケーション、ターミナルケア、介護過程といった介護福祉の基盤である生活支援について、法や理念、事例をふまえて介護の専門性を見出し、問いかける。
介護福祉の基盤である日々の生活支援から理解を深め、介護の魅力も伝える一冊。
目 次
第1章 介護福祉の専門性を問うことの
意義について
・介護福祉は、一生をかけた価値ある仕事
・介護福祉の特性
・介護福祉の専門性を構築する意義
ほか
第2章 介護福祉は生活の支え合いの思想
・支え合うことの意義を考える
・支え合うことの文化としての歴史的意義
・介護福祉の専門性の根拠
――人権思想
ほか
第3章 介護福祉における人間の尊厳と
自立の意義
・人間の尊厳の意義を問う
・介護福祉における理念と現実
・介護福祉における自立の意義を問う
ほか
第4章 介護福祉におけるニーズ論
・介護福祉におけるニーズの意義
・人間性から見たニーズの性質
・介護福祉における基本的ニーズの充足
ほか
第5章 人間理解と関係性
・人間理解の基本概念
・人間理解の主観性と客観性
・人間理解における自己覚知の課題
ほか
第6章 ターミナルケアにどう向き合うか
・ターミナルケアとは
・ターミナルケアにかかわる法令等
・ターミナルケアにおける生と死の問題
ほか
第7章 介護福祉における生活システム
・介護福祉とシステム
・生活支援における一般システム理論
・人間科学としてのシステム理論
ほか
第8章 介護過程の基礎理論
・介護福祉における介護過程の意義
・介護過程における生活支援の基礎理論
・介護過程における人間関係と時間性
ほか
第9章 介護過程の実践
・介護過程を学ぶとは
・介護過程の実践
――フローチャートでの展開
・出会い・相談
ほか
補 章 介護福祉の専門性の理論
・介護福祉の体系
・人間科学の思考と方法
・経験と理論
ほか
著者 | 黒澤貞夫=著 | 判型 | A5 |
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ISBN | 978-4-8058-5640-6 | 頁数 | 198頁 |
発行日 | 2018年3月 1日 | 価格 | 2,640円(税込) |