「わがまま」のつながり方

地域に暮らす一人ひとりが社会とつながりながら、自分らしい「わがまま」な人生をまっとうする。それを可能にする「地域包括ケア」の知恵を、長年地域医療に取り組んできた著者が紹介。
すべての人を包み込み、ともに暮らすネットワークづくりのヒントがここにある。




目  次
はじめに
 ―地域包括ケアは、
   “わがまま”のネットワーク

第1章 今、なぜ地域包括ケアなのか
 ・地域包括ケアは、生きたネットワーク
 ・二〇二五年問題の切り札となるか
 ・地域包括ケアには、大きな可能性がある

第2章 ぼくたちが始めた地域デモクラシ―
 ・「非日常」と「日常」をつなぐ
 ・「幸せ」という尺度で考える
 ・住民参加のヘルス・デモクラシー
 ・ぼくたちの経験を今、活かしたい

第3章 地域力を高める9つの仕掛け
 ・弱いつながりを張りめぐらす
 ・地域にあるいろんな居場所をつなごう
 ・「みんなで食べる」を大事にする
 ・「外出したい」という気持ちを
   引き出そう
 ・生活しながら健康になる仕掛け
 ・広く、深く、ずっとつながる相談事業
 ・住民が力を貸したくなる地域づくり
 ・地域に開かれた孤立しない住まい
 ・地域の力は、ごちゃまぜで高まる

第4章 〝わがまま″を支える7つのヒント
 ・生きるよろこびを中心にした
  ネットワーク
 ・復活を支えるリハビリテーション
 ・介護する人もいやされるネットワーク
 ・日常性を大事にする
 ・自由な生き方を守る
 ・「最期まで自分らしく」を支える
 ・死を学び、死と向き合う

第5章 町づくりにルネサンスを
     起こすための6つの視点
 ・町づくりは、健康づくりから始まる
 ・介護はお荷物ではなく、地域の資源
 ・多様性を認め合う
 ・人生一〇〇年時代の町づくり
 ・個性ある地域包括ケアづくりのために
 ・新しい価値をつくる

おわりに
 ―多様な“わがまま”を認め合う社会に

書籍データ
著者鎌田實=著 判型四六
ISBN978-4-8058-5551-5 頁数238頁
発行日2017年7月20日 価格1,650円(税込)
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