保育者だからできるソーシャルワーク 子どもと家族に寄り添うための22のアプローチ
保育士は日々の園児や保護者とのかかわりで、無意識に相談援助の技法を使っていることも少なくない。
本書では保育現場で実践されている相談援助の技法を認知し、そのスキルを22のアプローチをもとに磨いていく。
現場での事例をもとにしているため研修等のテキストにも最適。
目 次
序 章 保育者とソーシャルワーカーが
一緒に考えた
第1章 コミュニケーション力
―あらゆる人々と信頼関係を築く
・ありのまま受け入れる
―クライエント中心アプローチ
・よく聴き、共感する
─クライエント中心アプローチ
・相手の状態に応じて、対応を変化させる
─交流分析
・I am OK,You are OK─交流分析
・自分の気持ちや主張を上手に伝える
─アサーティブネススキル
第2章 アセスメント力
―人と問題の本質を
正確に見極める
・人と環境を捉える
─エコロジカル・アプローチ
・ライフヒストリーから
自分と他者を深く理解する
─ライフヒストリーの視点
・ストレングスを見出し活用する
─ストレングス視点
・家族やチームをシステムとしてみる
─システムズ・アプローチ
第3章 問題解決力
―自信をもって人々を助け、
人生に寄り添う
・物事を肯定的に捉え直す─認知理論
・適切な行動・習慣を増やす
─行動理論(応用行動分析)
・ワンステップずつ解決する
─課題中心/解決志向アプローチ
・物語(ナラティブ)を使った解決
─ナラティブ・アプローチ
・危機や喪失を経験している人を支える
─危機介入/グリーフワーク
・教え、心を動かす原則と
スーパービジョン
─教授法/スーパービジョン
第4章 アウトリーチ
―手を差し伸べ、
専門家や住民と連携する
・孤立する家族へのアウトリーチ
─アウトリーチ
・地域の機関・施設・専門職との連携
─チームアプローチ
・「子どもの声」を地域に取り戻す
─コミュニティワーク
第5章 自己肯定感
―自身と他者の価値を尊ぶ
・愛着の絆を強めるスキンシップ─アタッチメント理論
・自己イメージを高める輝くコトバ─セルフ・エスティーム
・仲間と協力する体験・自分だけの役割─セルフ・エスティーム
・グループでの目標と努力・達成感─グループワーク
著者 | 川村隆彦、倉内惠里子=著 | 判型 | B5 |
---|---|---|---|
ISBN | 978-4-8058-5480-8 | 頁数 | 198頁 |
発行日 | 2017年4月 1日 | 価格 | 2,640円(税込) |