ケアマネ・福祉職のための精神疾患ガイド 疾患・症状の理解と支援のポイント

精神疾患をもつ利用者にケアマネ・福祉職はどう対応すればよいのか?
本書は、疾患・症状の解説をはじめ、活用できる各種制度や生活上の留意点、服薬支援のポイント等を解説。
具体的な支援がイメージできる事例も収載した。
Q&A形式で当事者の声も知ることができる一冊。




目  次
第1章 精神障害者の生活のしづらさ
  1 精神障害者の「生活のしづらさ」を車にたとえて理解しよう
  2 身体障害と精神障害の「障害」の違い
  3 認知機能障害
  4 統合失調症の行動特性
  5 ひきこもり状態による社会からの孤立

第2章 ケアマネ・福祉職が知っておきたい精神疾患、その対応方法
 <精神疾患の理解>
  認知症/統合失調症/
  感情障害(躁うつ病・うつ病)/
  不安障害/アディクション/
  境界性パーソナリティ障害
 <精神症状とその対応方法>
  幻覚
  (幻聴・幻視・幻味・幻臭・体感幻覚)/
  妄想/せん妄/希死念慮・自殺企図/
  怒り、暴力/拒否・拒絶/不安

第3章 精神保健・医療・福祉の連携
  1 精神科医療との連携
  2 多職種連携の必要性
  3 成年後見制度・日常生活自立支援事業の活用と連携
  4 地域で支えるために必要な
    精神保健・医療・福祉の基礎知識

第4章 その人らしさを支える支援
  1 ケアマネジメント
  2 リカバリー
  3 精神障害者の気持ちに寄り添う服薬支援のあり方
  4 地域生活を維持するために必要な地域づくり

第5章 事例で学ぶ精神疾患のある人への支援
  事例1 在宅生活が難しくなった統合失調症による
      生活障害者の支援
  事例2 行政批判が激しく、サービス提供者が振り回される
      パーソナリティ障害者の支援
第6章 当事者が望むリカバリー支援
  1 就労とリカバリー-当事者の手記から就労支援と社会復帰について考える-
  2 支援者に望むこと-当事者の手記から支援者としての姿勢を考える-
  3 精神症状の体験とその対応を当事者の視点から考える
   Q1 幻聴や妄想体験は、薬を飲んでいたらなくなりますか?
   Q2 薬とどのようにして付き合っていますか?
   Q3 どんなときにストレスを感じ、体調を崩してしまいますか?
   Q4 自分自身が「病気のせいかな」と感じることはどんなことですか?
   Q5 気分が沈んだときって、どんな状態ですか?
   Q6 気分が高揚したときって、どんな状態ですか?
   Q7 支援者が、体調が悪いのではないかと感じたときに、どう声をかけたらよいですか?
   Q8 何もしたくない状態のとき、身の回りの援助に対してどう声をかけてほしいですか?
   Q9 うつの状態ってどんな感じですか?
   Q10 自分の殻に閉じこもっているように見えるのですが、それはどうしてですか?
   Q11 同じ施設(就労支援施設、精神科デイケアなど)で過ごす、同じ病気をもった人たちはどんな存在ですか?
   Q12 通う施設で、仲間とけんかやトラブルになることはありませんか?
      そのとき、支援者にどうしてほしいですか?
   Q13 通所サービスを利用するのを躊躇したり、なじみにくかったりするのはなぜですか?

書籍データ
著者山根俊恵=編著 判型A5
ISBN978-4-8058-5442-6 頁数266頁
発行日2016年12月10日 価格2,640円(税込)
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