ここで差がつく 生活困窮者の相談支援 経験を学びに変える「5つの問いかけ」
生活困窮者の相談支援のどこが難しいのか。
身近で具体的な事例をもとに、支援者が陥りがちな穴や勘違い等、相談現場に生じるミスマッチ構造の背景と原因を解き明かし、その対処法を考えていく。
本人理解の視点から、支援の日常を見つめ直す一冊。
事例検討の教材としても最適。
目 次
第1章 相談を受ける人たちへの
5つの問いかけ
プロローグ
問1 社会(ソーシャル)の現実を知っていますか?
理解していますか?
問2 ソーシャルな視点や姿勢を養い、鍛えるための
努力や工夫をしていますか?
問3 自分の仕事や組織の社会的な意味や役割を
理解していますか?
問4 仕事のなかで「自己概念を広げる」ための
努力や工夫をしていますか?
問5 自分を社会資源化するための
わきまえ、心構えはありますか?
まとめ -第2章を読む前に-
第2章 事例解説
(ありがちな支援/なるほどの支援)
事例1 携帯電話のハッキングに悩む
一人暮らしの女性
1-1 ありがち支援事例
どうやら、この相談は私たちの対象ではなさそうだ
1-2 なるほど支援事例
もう少し、私たちにできる役割を探ってみよう
コラム1 支援する人が陥りがちな穴
相談者から「ありがとう」と言われることについて
事例2 夫がギャンブル依存で借金生活
-二人の子どもの教育費が心配な主婦-
事例3 仕事も失い、生きる気力も湧かない
-母の介護をしながら就活中の独身女性―
事例4 どこに相談すればよいのだろう
-性同一性障がいの子を持つ父親-
事例5 支援者は
「アクマ」がついている人ばかり
-仕事探しに奮闘中の外国人女性-
まとめ
第3章 事例検討のすすめ
1 事例検討ここがポイント
2 事例検討の進め方
3 事例検討アレンジいろいろ
第4章 実録!実践者たちの振り返り
テーマは「振り返り」
実録 振り返り座談会
後日談
まとめ(振り返り)
資 料
フィバ研キット
著者 | 一般社団法人社会的包摂サポートセンター=監修/朝比奈ミカ、日置真世=編著 | 判型 | B5 |
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ISBN | 978-4-8058-5410-5 | 頁数 | 166頁 |
発行日 | 2016年10月15日 | 価格 | 2,200円(税込) |