スウェーデンにおける社会的包摂の福祉・財政
1990年代以降に新たな課題となってきた、介護者支援、失業者・障がい者・長期病気休業者の就職問題、難民を含む移民者急増等の社会問題にどう対応しているのかを「社会的包摂」の概念を用いて究明。
課題の中で財政はどのように維持され、かつ変化しているのかを解明する。
目 次
序
第1章 福祉国家における社会的排除・包摂
1 社会的排除と社会的包摂
2 福祉国家と社会的包摂
ほか
第2章 社会的包摂から
社会サービスの質向上へ
1 社会的包摂と福祉国家の形成
2 社会サービスの質向上
第3章 介護者の現状と支援
1 介護支援導入の背景
2 介護を受けている高齢者の実態と介護者
ほか
第4章 社会的企業と公的部門
1 社会的企業とは
2 スウェーデンの労働統合型社会的企業
ほか
第5章 移民者と社会的包摂
1 移民・難民の定義と移民者の推移
2 多文化共生のインテグレーション政策と
移民者の現状
ほか
第6章 国際開発協力の現状とその評価
1 スウェーデンにおけるODAの特徴
2 スウェーデンにおける開発協力の前提
ほか
第7章 生活権と社会的包摂の財政
1 福祉財政の意義
2 幸福度と福祉財政
ほか
第8章 持続可能な財政
1 国民の高い支持
2 税制の構造
ほか
あとがき
人名索引
用語索引
著者 | 藤岡純一=著 | 判型 | A5 |
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ISBN | 978-4-8058-5363-4 | 頁数 | 362頁 |
発行日 | 2016年6月 3日 | 価格 | 4,400円(税込) |