介護に役立つ口腔ケアの実際 用具選びからケアのポイントまで
「口腔ケア=歯みがき」ではない。
介護職は、介護技術と同様に口腔ケアについても、利用者の心身の状況に応じて適切に行う必要がある。
本書は、介護職が現場で使っている言葉を用い、高齢者・障害者の特徴に合ったケアの方法や留意点、適切な用具の選び方などを解説する。
目 次
Ⅰ 高齢者への口腔ケア
高齢者への口腔ケアの重要性
・介護職による口腔ケアの意義と役割
・高齢者の身体的特徴と口腔ケアの関係
・死因第3位「肺炎」のなぞ-就寝中の危険
ほか
高齢者への口腔ケアのポイント
・高齢者の口腔の特徴
・高齢者への基本的な口腔ケアの方法
・実施時の安全・安楽な姿勢
ほか
困難なケアの対処方法
・口腔乾燥への対応
・口を開けてくれない人への対応
・開口やその保持が難しい人への対応
ほか
義歯ケアの実際
・義歯のみがき方
・義歯の適合の見方
・義歯着脱の方法
・義歯安定剤使用時のケア方法とポイント
介護職が行う口腔ケア
・現場におけるアセスメントの実際(ICFの考え方)
・自分で歯をみがいている人への支援①
・自分で歯をみがいている人への支援②
ほか
医療的ケアを必要とする人への口腔ケア
・痰の吸引を必要とする人への口腔ケアの重要性
・経管栄養をしている人への口腔ケアの方法
Ⅱ 障がい者への口腔ケア
障がい者への口腔ケアの重要性
・障がい者への口腔ケアの意義・役割
・障がい者の口腔の特徴
・障がい児への口腔ケア
ほか
セルフケアが困難な人への対応
・開口することに抵抗がある人への対応
・多動や体動により姿勢が安定しない人への対応
・歯ぎしりによる鋭歯、開いたままの口、
流涎(よだれ)が多い人への口腔ケア
高齢障がい者への口腔ケア
・脳血管障害の人への口腔ケア
・神経筋疾患の人への口腔ケア
・パーキンソン病の人への口腔ケア
ほか
Ⅲ 口腔機能を高めるリハビリテーション
口腔機能を保つトレーニング
・嚥下体操
・頭部挙上訓練
・施設で行う口腔機能向上プログラム
・口腔機能向上を目的としたレクリエーション
・生活リハビリテーションとしての口腔ケアの考え方
Ⅳ 口腔ケアでの多職種連携
介護職から多職種への連携
・他職種とのスムーズな連携方法
・歯科との連携が必要な症状
・事例で学ぶ口腔ケア
口腔ケアに役立つ用具例
著者 | 大泉恵美、蓜島桂子、蓜島弘之、森崎市治郎=編著 | 判型 | B5 |
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ISBN | 978-4-8058-5248-4 | 頁数 | 180頁 |
発行日 | 2016年11月10日 | 価格 | 2,750円(税込) |
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