写真で学ぶ 拘縮予防・改善のための介護
拘縮は、介護する側が適切な支援を行うことで、発生や進行を防ぐことができる。
本書は、拘縮に関する基礎知識はもちろん、予防や改善のためのアプローチまで写真付きで詳しく解説する。
利用者へのかかわり方、支援のあり方がよくわかり、すぐに現場で使える実践的な一冊。
目 次
はじめに
第1章 拘縮の基礎知識 なぜ拘縮の予防が大切なのか 拘縮の種類 抗重力筋の影響 介助の基本原理・原則 寝たきり状態以外でも発生する代表的な拘縮 拘縮予防のための離床 拘縮対策と褥瘡対策はどちらを優先すべきか第2章 拘縮予防のアプローチ①―臥床姿勢 拘縮予防のための臥床姿勢 上肢、下肢の対応 側臥位 半側臥位 伸展拘縮(除脳硬直)のポジショニング 呼吸器の評価 まずは日勤帯でのアプローチを ギャッチアップ時の注意事項 どの姿勢にしても必ず同じ方向、同じ姿勢になる場合 クッションかタオルか クッションやタオル使用で蒸れが起きないようにするためには第3章 拘縮予防のアプローチ②―シーティング 拘縮予防のためのシーティング第4章 拘縮予防のアプローチ③―身体の動かし方 適切な関節の動かし方 マッサージ 温熱療法(ホットパック) 動かし方のポイント第5章 拘縮のある利用者へのアプローチ 介助のポイントを押さえる 寝返り介助 起き上がり介助(側臥位から端座位) 移乗介助 べッド上での上方への移動介助 負担を軽減できる片麻痺のある人の上着脱衣介助 入浴時に立位が全く不可能な利用者のズボン更衣・洗身・中間浴用車いす交換の介助 足クローヌスを見つけた時の対応 左半側空間無視のある場合の介助 福祉用具の活用第6章 事例から考える拘縮のある利用者への対応 利用者に体動があり、両下肢を曲げてしまう場合 筋緊張は低下したが、咳き込み、痰を出し始めた場合 両上肢の拘縮・筋緊張が強く、ほとんど動かない場合 両股関節に問題があり、 下肢の拘縮が進行していた場合 一方の側臥位時の姿勢が安定しない場合おわりに
著者 | 田中義行=著 | 判型 | B5 |
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ISBN | 978-4-8058-3752-8 | 頁数 | 166頁 |
発行日 | 2012年12月15日 | 価格 | 2,200円(税込) |