介護のちから
「介護」という仕事の本質的価値や専門性を、現場視線でわかりやすく解き明かす。
介護のもつ大きな「ちから」が見えてくる!
本書は、「介護とは何か」ということを現場的視点で掘り下げる、いわば読み物としての「介護原論」です。
事例を交えながら、「生きる」ことを支援する「介護」という仕事の専門性や本質的価値を再確認する。介護のもつ大きな「力」を仕事に活かすための適書。
目次
第1章「生活」を支援する介護の仕事
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7介護の仕事とは?
「生きる」ことの支援
「生活」とは生きる時間の連続性
過去・現在・未来の重み
「お世話をする」という意識の誤り
「寄り添うケア」の意味
「その人らしさ」とは?
第2章高齢者の「生活支援」になぜ専門性が求められるのか
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7「介護する者」と「介護される者」の危うい関係性
人は生きてきたようにしか老いられない
(1)生き生きとしたかかわりから
(2)人は生きてきたように老いる
(3)人生を背景とする高齢者の心の中の思い
(4)語られない「思い」を尊重すること
羅針盤としての倫理観
結果ではなく、かかわりのあり方を問う
介護において「死」は敗北ではない
(1)利用者とのかかわり、そして訪れる「死」
(2)出会いと別れ
「介護」と「想像力」
心は歳をとらない
第3章介護のちから「治さない」介護の視点
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8「老い」と「死」の価値
「癒し」と「喜び」に横たわる「感情の交流」
認知症は治る?
残された生活能力や意欲を見出すことの大切さ
介護現場に求められる専門性
「生活」に正解はない
心の中の「物語」
「その人らしく」生きるということ
第4章介護コミュニケーションのちから
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介護コミュニケーションの重要性
コミュニケーションの落し穴
感情を伴った記憶
理由のない行動はない
認知症高齢者とのコミュニケーション
(1)わからない人ではなく、うまく表現できない人
(2)非言語的(ノンバーバル)なコミュニケーションの大切さ
(3)「感情的機能」のもつ意味
第5章認知症介護のちから
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5「生活者」としての認知症高齢者の理解
(1)「お世話」からの脱却
(2)利用者とその生活環境は切り離せない
(3)説得ではなく納得
「生活支援」としての認知症介護
(1)手を出す介護から見守る介護へ
(2)認知症の人の感情的な面への着目
(3)介護への抵抗
(4)徘徊、帰宅願望とはいうけれど
(5)介護の仕事におけるやりがい
「生活環境」がよくも悪くも認知症を変える
(1)利用者一人ひとりに合った介護機器や生活用品を考えること
(2)「普段着の生活」を実現するために
「生活リズム」や「生活の場」を活かす小規模ケア
居場所や役割の大切さ
第6章高齢者介護の昨日・今日・明日
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5高齢者介護の流れを振り返る意味
介護保険前夜
介護保険で「介護」は変ったのか?
「感情労働」としての介護
新たな「介護」のあり方
著者 | 森繁樹=著 | 判型 | A5 |
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ISBN | 978-4-8058-3448-0 | 頁数 | 202頁 |
発行日 | 2011年4月10日 | 価格 | 1,980円(税込) |