ケアマネジャーの質問力
利用者のニーズを正確に把握するためには、的確な問いかけを行うことが不可欠である。
本書はアセスメントやモニタリングの基礎となる「質問のしかた」や「質問の組立て方」に焦点を当てた。
多様な情報を引き出すとともに利用者・家族の意欲を高める「質問力」が磨かれる一冊。
目 次
第1章 質問の力
1 相談援助職と「質問の力」
2 質問は「考える力」を育てる
3 質問には「動機づける力」がある
4 質問には「気づきを生む力」がある
5 質問には「人間関係をつくる力」がある
第2章 よい質問は「6W1H+1R」でつくる
1 「いつ(時間、時期)」を質問する(When)
2 「どこ(場所、環境)」を質問する(Where)
3 「だれ(主体)」を質問する(Who)
4 「なに(目的)」を質問する(What)
5 「なぜ(理由、根拠)」を質問する(Why)
6 「どのように(手段、状況、状態)」を質問する(How)
7 「どうなった(結果)」を質問する(Result)
8 「願い」を質問する(Wish)
第3章 質問の「使い方」
質問の「組み立て方」
応えの「読みとり方」
1 質問の「使い方」
・質問のルール
・質問の基本形:
「閉じた質問・選ぶ質問・開いた質問」
・内容:「広げる質問・深める質問」
・時間:「これまでの質問・これからの質問」
・客観・主観:
「事実をきく質問・意向をきく質問」
・職務・本人:「聞くべき質問・話したい質問」
2 質問の「組み立て方」
・「質問の手法」の組み立て方
・「目的別・時間別・期間別」の組み立て方
・「対象別」の組み立て方
3 応えの「読みとり方」
・「音色」の読みとり方
・「表情・態度・しぐさ」の読みとり方
・「正確さ」の読みとり方
第4章 「質問力」でアセスメント!
1 「生活歴」を質問しよう!
2 「職業歴」を質問しよう!
3 「家族歴」を質問しよう!
4 「趣味歴」を質問しよう!
5 「人柄・性格」を質問しよう!
6 「人間関係」を質問しよう!
7 「ADL」を質問しよう!
8 「IADL」を質問しよう!
9 「CADL」を質問しよう!
10 「疾患歴・治療歴」を質問しよう!
第5章 「質問力」ブラッシュアップする
1 「聞き上手」で答えをうける
2 「専門知識・一般教養」で質問を深める
3 質問力を日常的に「使いこなす」
4 「3つの手法」を学ぶ、活かす
5 「自問自答」で質問を磨く
「質問力」演習ノート
著者 | 高室成幸=著 | 判型 | B5 |
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ISBN | 978-4-8058-3172-4 | 頁数 | 200頁 |
発行日 | 2009年7月10日 | 価格 | 2,200円(税込) |