シリーズCura 精神病とモザイク タブーの世界にカメラを向ける
精神障害者とその世界に肉薄し、国際的に高い評価を受ける映画『精神』の監督による精神障害論・メディア論。数多くの精神病者と向き合うなかで感じた日本人のこころの問題、制作・公開をめぐって直面した日本社会のタブー、タブーとメディアの問題を語る。 ●━━━━ 目 次 ━━━━●
第1章 社会と精神病者を隔てる「見えないカーテン」
――精神科を「観察」する理由
第2章 「病んで」いるのは誰か?
――カメラを通して精神病者と向き合う
第3章 『精神』をめぐる波紋
第4章 私たちが映画に出た理由
――登場人物との対話
第5章 精神を「治す」ということ
――山本昌知医師との対話
第6章 『精神』という爆弾
――各国で巻き起こった議論
巻末対談 『精神』が照らす日本の精神医療
――斎藤環×想田和弘
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「人を気づかい、大切に思う」ために――
生活に密着した社会問題をわかりやすく、
新しい視点で考えるシリーズ。
シリーズCura ご案内
介護・福祉・医療・健康・食・教育・環境など、生活に密着した社会問題について、平易なことばでわかりやすく解説。斬新な視点で読者の知的好奇心を満足させます。執筆陣はいずれも各分野の実践・研究の第一人者。"気になる話題"を深くほりさげるとともに、心に響くメッセージを贈ります。● 鎌田實のしあわせ介護
● アルツハイマー・ワクチン
● 100歳まで生きる条件
● 「がんに効く」民間療法のホント・ウソ
● フードファディズム
● 家族パラドクス
● ひきこもりはなぜ「治る」のか?
● 過労死サバイバル
● 脳科学と発達障害
● 医療は再生できるか
● モンスターペアレントの正体
● 脂肪細胞の驚くべき真実
● 女の活路男の末路
● 女はみんな「うつ」になる
● 「困った人」にひそむ「うつ」
著者 | 想田和弘=著 | 判型 | 四六 |
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ISBN | 978-4-8058-3014-7 | 頁数 | 248頁 |
発行日 | 2009年6月30日 | 価格 | 1,540円(税込) |
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