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メディアなどで話題になっている注目本、オススメ本、
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この春仕事を始める方に向けて 新人介護職のための『おすすめ図書』
新たに介護の仕事を始める新人さんに向けて、現場で役立つおすすめの本をセレクトしました。利用者の急変時や感染症対策、コミュニケーションのポイント、介護職としてのマナーなど、身につけておくべき介護の"ツボ"をおさえます。認知症当事者のこころを知る本もご紹介。新人教育用としてもぜひご活用ください。
介護の"ツボ"をおさえる本
介護職のためのパッと見(徴候)でわかる利用者の異変
2022年3月刊行
松山尚弘=著
施設や在宅で起きる利用者の異変では、五感を総動員した観察力が求められる。特に夜間時に備え、パッと見(徴候)から重症度を類推し対応できるよう、介護職に必要な知識をやさしく解説。急変した利用者にすべきこと、してはいけないこと、医療職へのつなぎ方がわかる一冊。
<目次>
1 トリアージ赤→黒 危険な異変
身体のしくみ/呼吸停止/顔面蒼白/けいれん/自死
2 トリアージ赤 目を届かせるべき異変
身体のしくみ/意識障害/異常呼吸/顔色不良/激しい腹痛
3 トリアージ黄 見逃してはいけない異変
身体のしくみ/片麻痺/多量の喀痰/胸痛/顔をしかめる腹痛
4 トリアージ緑 忘れてはいけない異変
身体のしくみ/めまい/咳嗽/動悸/排尿・排便
Part2 「パッと見」でささいな異変に気づくために心がけていてほしいこと
認知症の人を元気にする言葉かけ・不安にさせる言葉かけ
2022年4月刊行尾渡順子=著
不安からさまざまな行動をとってしまう認知症の人とのコミュニケーションをわかりやすく解説。介助の場面やBPSDの出現場面ごと、適切な言葉かけ(対応)と悪い言葉かけ(対応)を具体的に整理。認知症の人に安心して生活してほしいと願う介護職や家族介護者に役立つ1冊。
<目次>
第1章 コミュニケーションのきほん
第2章 コミュニケーションに活かす! 認知症のキソ知識
第3章 認知症の人への言葉かけ
第4章 場面別 認知症の人が安心する言葉かけ
現場の「困った!」を解決できる
利用者にも介助者にも安心・快適な介護技術
2020年5月刊行
髙山彰彦=監修
利用者にも介助者にも負担なく、安心で快適な介護の実践方法を紹介。重心を水平方向に、力を効率よく、摩擦を減らすという3つの原則とそれを実践するコツをわかりやすく解説する。よくある失敗ポイントやQ&Aも収載。動画が視聴できるAR機能付(スマホアプリ使用)。
<目次>
第2章 安心で快適な介護技術の原則
第3章 立ち上がりの介助
第4章 移乗の介助
第5章 歩行の介助
第6章 寝返りの介助と安楽な姿勢
第7章 起き上がりの介助
第8章 ベッド上での移動
第9章 車いすの介助
第10章 生活場面で見る介護
ケアにいかせる! 高齢者の病気と薬の知識
2019年9月刊行播本高志、矢部裕之、大澤智恵子=著
高齢者に多い病気を34個取り上げ、病気の説明、症状、観察とケアのポイント、予防と治療、よく使われる薬と服薬時の注意点を、図表やイラストを交えてわかりやすく解説。医学知識をケアに活かした好事例も収載した。在宅・施設問わず介護職にお勧めの一冊。
<目次>
第2章 疾患ごとの観察とケアのポイント、よく使う薬
①高血圧症、②狭心症・心筋梗塞、③心不全、④脳血管障害(脳卒中)、⑤硬膜下血腫、⑥逆流性食道炎、⑦便秘、⑧慢性閉塞性肺疾患(COPD)、⑨誤嚥性肺炎、⑩糖尿病、⑪脱水症、⑫浮腫(むくみ)、⑬インフルエンザ、⑭がんの痛みなど
イラストでわかる介護・福祉職のためのマナーと接遇
2017年8月刊行関根健夫、杉山真知子=著
社会人の基本マナーをはじめ、来客・訪問・介護等の場面別に介護・福祉職に求められるマナーと接遇を解説。イラストや図表で視覚的に理解し、仕事力を高めるコミュニケーションスキルを磨くことができる。クレーム対応や電話・メールのマナーも収載。
<目次>
第2章 必ず身につけておきたい基本マナー
第3章 介護・福祉職に求められるマナーと接遇
第4章 コミュニケーションスキルを身につけよう
第5章 クレーム対応力を磨く
第6章 電話・手紙・メールのマナー
第7章 事例で学ぶマナーと接遇の実践