主任保育者に不可欠な「雑相型リーダーシップ」とお役立ちの書3選

主任保育者は、多くの保育園やこども園に配置されており、園の運営と保育の質を支える現場のリーダーです。彼らの主な役割は、保育実践のリーダーシップ、職員の育成・サポート、保護者対応、事務・運営面の調整、そしてチームビルディングと職場環境づくりに及びます。

このような多岐にわたる役割を効果的に果たすために、主任保育者には様々なスキルが求められます。特に注目されるのが、鎌倉女子大学の浅井拓久也先生が提唱する「雑相（ざつそう）型リーダーシップ」です。これは、積極的な雑談や相談を通じて、心理的な安心感を園内に広げ、人間関係を円滑にする上で最も重要なスキルとされています。主任自らが保育者との間に「安全基地」を築き、傾聴、共感、質問を重視し、短時間でも頻繁なコミュニケーションを継続することが、協力的な関係性の基盤となります。

 雑相型リーダーシップ以外にも、主任保育者には以下のスキルが求められます。