詳細検索
中央法規出版は、福祉、厚生分野で活躍するあなたに
資格取得から専門職としてのキャリアアップまで
「確かな情報」を「わかりやすく」発信する出版社です。
この商品に寄せられたレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
お気に入りを解除しますか?
●本書の構成
1章では、SSTで陥りやすい罠、子ども主体のSSTの考え方、2章では、学級・学校全体で取り組むSSTの考え方と手法、3章ではニーズのある子どもたちへの小集団へのサポートの考え方と手法を紹介しています。4章では、実際に学校全体でSSTに取り組む・進めていく際のイメージをつかめるように、ストーリーを追って、やるべきことがわかるようになっています。5章では実践例を多数紹介しています。とくに、学校全体で取り組む際に、教員全員にどのようにSSTの意義を伝えて共有するか、なるべく負担少なく、効果的に展開をしていけばよいか、わかりやすく提案をしています。
●SSTは安心して他者とかかわる方法を学べるもの
パターン的な応答や、マジョリティの「ふつう」を学ばせるSSTをやってみても、「うまくいかない」「普段の教室や生活の場で生かせていない」と感じることはないでしょうか?
先生が子どもたちの意向を確認したり、どのような力をつけたいかを子どもと一緒に相談しながら取り組むことで、子どもたちは安心して自分なりのコミュニケーションスキルを育んでいきます。感謝を伝える、相手を尊重する、相手に不都合なことを伝える、ネガティブな気持ちも受け止めてもらう、そういったやり取り・トレーニングを通して、子どもたちが楽しくSSTに取り組んで、安心して他者とつながっていけるように、先生たちにもSSTのバージョンアップをしていただけることを願っています。