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藤川幸之助の詩集 徘徊と笑うなかれ


24年間、認知症を生き抜いた母は逝った...。

父の遺言でしかたなく始めた認知症の母の介護。24年にもわたる介護の日々のなかで、「なんで俺が」という気持ちは、いつしか人を思いやる優しさに変わった...。時にやりきれない介護の苦悩や葛藤をありのまま綴った著者の言葉が、介護する方をやさしく癒す珠玉の詩集。

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目次
Ⅰ なんで俺がこんなことを
遺書/徘徊と笑うなかれ/悲しみ/待つ/飛行機/海の時間/「ポ」と「ユ」の間/水平線/愚かな病/親ゆえの闇/絆/永遠の二十分
Ⅱ 母が言葉を失った
身体の記憶/水平線に向かって/桜/双六/問い/匂い/眼張る/最期の言葉/芽吹く/一本の電話/夏の風/この銀河の片隅で/誕生日/その日/祈り
Ⅲ 危篤
本当のところ/母に見えるもの/父の写真/冬の花弁/返す
Ⅳ さようなら
俯瞰/遺影/袋/さようなら
徘徊と笑うなかれ
徘徊と笑うなかれ 藤川幸之助=詩/岡田知子=絵
ISBN:978-4-8058-3906-5
藤川 幸之助 詩人・児童文学作家・写真家。日本児童文学者協会会員。1962年生。
長崎大学教育学部大学院修士課程修了。元・小学校教諭。認知症の母親に寄り添いながら、命や認知症を題材に詩作・文筆活動を行う。全国各地での講演活動も多数。主な著書には、『命が命を生かす瞬間』(東本願寺出版)、『この手の空っぽは きみのために 空けてある』『やわらかな まっすぐ』(PHP出版)、『手をつないで見上げた空は』『君を失って、言葉が生まれた』『ライスカレーと母と海』『マザー』(ポプラ社)、『こころインデックス』(教育出版センター)がある。


<著者の声>
藤川幸之助 2000年に認知症の母の詩集『マザー』(ポプラ社)を出した。その頃は、認知症のことを痴呆と言っていた。この詩集が「家族が痴呆を語りはじめた」と、サンデー毎日の記事になった。
あの頃は、読者の感想を直接聞く手段は「読者カード」だった。本を読んだ人が、本に挟んであるハガキに感想を書いて出版社に送る。そして、数ヶ月後、出版社からハガキの束が私に送られてくるのだ。(中略)
私が書いた本の向こう側にはいろんな人生や思いが広がっていると思った。
あれから13年、母の詩を書きつなぎ、十数冊の本を作った。そして、1年前母もなくなり、この詩集『徘徊と笑うなかれ』(中央法規)が母の詩集の最後になる。この13年間、私の本が幾人もの掌にのり、幾本もの指でページをめくられ、幾人もの心の中を私の言葉が彷徨ったことか。
この時代、読書カードがなくても本の発売日には、ネットで自分の本への感想を読めるようになった。詩集『徘徊と笑うなかれ』(中央法規)の感想がすでに私の元に届いている。
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著者ブログ記事より抜すい(http://www.k-fujikawa.net/wordpress/

既刊書のご案内

満月の夜、母を施設に置いて
藤川幸之助=詩/松尾たいこ=絵/谷川俊太郎=対談
介護は、どうしてこんなに無駄で貴いのだろう。認知症は、どうしてこんなに腹立たしく愛おしいのだろう。母は、どうしてこんなに小さくて大きいのだろう。アルツハイマー病になった母の介護のことをつづった、切なくて哀しくて優しい詩集。谷川俊太郎さんとの対談も収載。

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満月の夜、母を施設に置いて
満月の夜、母を施設に置いてISBN:978-4-8058-3019-2

まなざしかいご
認知症の母と 言葉をこえて 向かいあうとき
藤川幸之助=著
母はそこに存在するだけで、喜びや幸せを与え、私を支えてくれる。口から食べることも、言葉を発することもなくなった母。その母と向き合うことで、学び、癒され、支えられてきた日々を、幻想的な写真と切なくて優しい詩でつづった詩文集。目の前の人が愛おしくなる一冊。

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