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【2026年度版】ケアマネジャーとは?仕事内容・受験資格・試験概要を専門家が解説(中央法規)

【2026年度版】ケアマネジャーとは?仕事内容・受験資格・試験概要を専門家が解説(中央法規)
【2026年度最新版】
ケアマネジャーは高齢者の介護に関する専門職であり、福祉や保健医療の分野で実務経験がある人が取得できる公的資格です。正式には「介護支援専門員」といいます。
ケアを必要とする人の相談に乗り、最適なケアが受けられるようにマネジメントするのが主な仕事です。2000(平成12)年4月に介護保険制度が始まるにあたって誕生した資格です。
近年では、2024年度(令和6年度)の介護報酬改定により、ICTの活用や自立支援・重度化防止への取り組みがさらに重視されるなど、時代の変化に合わせてその役割はますます広がっています。

①ケアマネジャーの仕事の内容は?

ケアマネジャーは支援が必要な人、その家族などからの相談に応じて、その人が心身の状況に応じて最適なサービスが受けられるように、総合的なマネジメントを行います。主には介護保険制度のなかで、支援が必要な人やその家族と、介護サービスを提供する施設や事業者をつなぐ橋渡し的な役割を担っています。

業務の内容としては、利用者との面接や、ケアプランの作成、介護サービスを提供する施設や事業者の調整、モニタリングの実施などがあげられます。
現在は、オンラインでのサービス担当者会議や、AIを活用したケアプラン作成支援など、最新技術を導入して業務を質的に改革する取り組みも進んでいます。

【居宅介護支援事業所で働くケアマネジャーのある一日】

08:45 職場到着。今日の予定を確認する。
09:00 朝礼を兼ねた事業所内ミーティング。
09:20 週末に退院予定の方のことで病院のソーシャルワーカーと電話で打合せ。
09:40 1件目の訪問へ出発(事業所の公用車を使用)。来月のサービス利用票を渡しながら、デイサービスでの様子を尋ねる。「知り合いに会えるので、家にいるより楽しい」と話される。帰り際は笑顔で手を振ってくださる。
11:00 2件目の利用者宅を訪問。住宅改修を検討中のため、今日は福祉用具事業者にも来てもらった。近くの駐車場で事業者と待ち合わせ、同行訪問。アセスメントの結果、転倒リスクが高まっていることから、手すりの設置と段差解消のための改修を行うことになる。
12:00 職場に戻り、昼食。同僚と談笑する何気ない時間だが、情報交換も兼ねた貴重なリフレッシュタイム。
13:00 本日3件目の利用者宅を訪問。80代の独居女性。前のケアマネから担当を引き継いで約2カ月。今日はじっくりお話を伺うつもりで訪問。波瀾万丈の人生の軌跡を生き生きと語られる。記憶力、判断力もしっかりしておられ、強み(ストレングス)をたくさんお持ちの方と確認できた。
15:00 来月のサービス提供票を持ってサービス事業所を訪問(2件)。担当の方とモニタリング事項のすりあわせなどを行う。どの事業所も利用者にていねいにかかわってくださっており、感謝。
16:00 朝、電話で打合せをした方の件で入院先の病院へ。退院後の食事では、誤嚥予防のためにとろみ剤の添加が必要とのこと。管理栄養士からの説明を受けてはいるものの、家族は初めて使用するとろみ剤に困惑気味。退院前に具体的な手順等をもう一度説明してもらえるよう、医療ソーシャルワーカーに調整を依頼する。
17:00 事業所へ戻る。「記録はその日のうちに」が我が事業所のモットー。一日の動きを振り返りながら、コンパクトな記述を心がける。
18:00 退勤。保育園へ子どもを迎えに行く。途中、遠くの山並みの向こうにきれいな夕焼けが広がり、ふっと心が癒される。
19:00 帰宅。就寝までのドタバタは毎日のことだが、明日も元気に働くために12時前に就寝。

②どんな人を対象に、どんなところで働くの?

【対象】

在宅や施設で生活する支援が必要な高齢者、施設や機関を利用する高齢者、およびその家族が対象となります。なお、介護保険サービスは、要介護状態や要支援状態になった場合に受けることができます。

【職場】

・居宅介護支援事業所
・地域包括支援センター
・特別養護老人ホーム
・介護老人保健施設 など

【キャリアの広がり】

実務経験を積むことで「主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)」へのステップアップや、自治体の認定審査会委員の委嘱を受けるなど、活躍の場は多岐にわたります。

③ケアマネジャー資格を取るまでの道のりは?

ケアマネジャーとして働くには、「介護支援専門員証」を取得しなければなりません。それにはまず、「介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)」を受ける必要があります。その試験に合格したうえで、「実務研修」を修了し、各都道府県の介護支援専門員名簿に登録することで、資格が取得できます。

【ケアマネジャー試験の受験資格】

ケアマネジャー試験を受けるには、以下のいずれかの要件を満たすことが必要です。

1.保健・医療・福祉に関する法定資格(介護福祉士など)の資格に基づく実務に従事した期間が5年以上、かつ従事日数が900日以上の人

 
(法定資格) 医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士、管理栄養士、精神保健福祉士 など

2.介護保険施設等で相談援助業務に従事した期間が通算5年以上、かつ従事日数が900日以上の人

 
(相談支援業務) 生活相談員、支援相談員、相談支援専門員、主任相談支援員 など
 

いずれも従事日数は試験日の前日までカウント可能です。試験を申し込む際に実務経験日数が足りない場合は、「実務経験見込証明書」を提出します。

【重要:2026年度試験を目指す方へ】 実務経験の算定方法や、自身の職種が対象に含まれるかなど、判断に迷うケースが増えています。特に2018年度の改正以降、受験資格は「専門性の高い実務」に限定されていますので、早めの確認を推奨します。

注:詳細は各都道府県の試験実施団体のホームページなどで確認してください。

④ケアマネジャー試験の内容について

試験は毎年1回・10月に、全国の都道府県で行われます。全問が5肢複択のマークシート方式による筆記試験です。

【出題分野、問題数】

区分 問題数
介護支援分野 介護保険制度の知識 25問
要介護認定等の知識
居宅・施設サービス計画の知識等
保健医療福祉サービス分野 保健医療サービスの知識等 20問
福祉サービスの知識等 15問
合計 60問

【試験内容】

出題形式/5つの選択肢から正しいものを2つまたは3つを選ぶマークシート方式
問題数/60問
試験時間/120分

【合格基準】

配点は1問1点で、合格基準は介護支援分野、保健医療福祉サービス分野の区分ごとに正答率70%を基準とし、問題の難易度で補正されます。両分野の合格基準を満たした人が、「合格」となります。
区分 問題数 合格基準
2024年度
(27回)
2023年度
(26回)
2022年度
(25回)
介護支援分野 25問 18点 17点 18点
保健医療福祉サービス分野 35問 25点 24点 26点

【2025年度(第28回)最新受験データ】

受験者数/50,601名
合格者数/12,961名
合格率/25.6%

【編集部による分析】

第27回試験(合格率32.1%)から一転し、第28回試験では合格率が25.6%と再び20%台へと引き締まりました。ケアマネジャー試験は、年度によって難易度に差があり、特に法改正の影響を受ける時期は対策が難しくなる傾向があります。2026年度試験合格のためには、過去の傾向に左右されない、基本的・本質的な知識の定着が不可欠です。

資格取得等に関する問い合わせ先

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