そのママでいい 発達障害の子を育てるあなたに贈る43のエール

発達障害のある子を育てる不安や悩みにどう向き合い、どう対応してきたか。
「生活」「家族」「学校」そして「自分」のことなど、著者が体験したエピソードを通して、今がんばっているママたちに贈る応援メッセージ。
日々、子どもと向き合う親の気持ちが前向きになる一冊。
■発達障害のある子のママを支える
ママは子育てを十分がんばっています。
発達障害のある子の育ち、成長、そして将来のために、
専門的な知識を学び、実践し、わが子とともに歩んでいます。
ただ、ママ自身のケアも忘れてはなりません。
自責の念に捉われ、周囲の目にさらされながらも、
必死に日々、子育てに奮闘しているママのことを。

本書は、発達障害のある子の母であり、同じ境遇の子・家族の支援活動を約20年続けている橋口亜希子さんが発達障害のある子を育てる不安や悩みにどう向き合い、どう対応してきたか、自らの体験を通して温かく助言するエピソード集です。今まさに子育てでがんばっているママたちへの、共感と応援のメッセージが詰まっています。
「親を支えれば、子は変わる」ことが、家族や地域、社会において一層認識されることが著者の本当の願いです。



著者からの情報発信はこちらでもしておりますhttps://note.com/akiko_hashiguchi


目  次
第1章 本音のところ
 1 育児書通りにいかない!
 2 あらゆる手を尽くしてもうまくいかない
 3 手をつなぐ親子を見るたび、うらやましさと葛藤
 4 自信なんて全然ない。母親いや人間失格!?
   ほか

第2章 生活において
 7 「トラブル」→「怒る」の繰り返し
 8 菓子折りはいつも常備。謝り続ける日々
 9 子どもとのバトル。思春期は揺れ幅が倍に
 10 手作り料理を用意しても見向きもされない
   ほか

第3章 自分(ママ)のこと
 13 診断後も心は休まらず、受容は簡単じゃない
 14 I can`t stop the anger!の負のスパイラル
 15 多大な気を使うくらいなら、多少の金を使え
 16 それなりにかかる生活費、教育費、通院費
   ほか

第4章 家族のこと
 21 宿題とやる気と私の怒り
 22 息子が自分の特徴の「おもしろさ」に気づく
 24 本気でぶつかり合う親子
 25 楽になった「6年かければできるよ」の一言
 27 お兄ちゃんの姿を見て育った妹
 28 中学受験の結果に落ち込む妹へ兄からの言葉
   ほか

第5章 学校のこと
 30 「できない子」とレッテルを貼る大人
 31 校長室もカームダウン・クールダウンの場所
 33 学校からの連絡にビックリ!
 34 切ない…文化祭でわが子だけ展示物がない
 37 やっぱり慣れるまでが大変な高校入学後
 38 覚悟を決めてカミングアウトしたあの日
   ほか

第6章 将来のこと
 40 支援慣れしていた息子へ人生最大の壁となる
 41 初めて知った「居場所はない」という心の声
 42 やがて「手を引く」から「見守る」支援へ
 43 日々の生活の中に味方を増やしていきたい

書籍データ
著者田中康雄=監修/橋口亜希子=著 判型四六
ISBN978-4-8058-5996-4 頁数228頁
発行日2020年2月10日 価格1,760円(税込)
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