最新 CVPPPトレーニングマニュアル 医療職による包括的暴力防止プログラムの理論と実践
医療現場で起こる攻撃、暴力を適切にケアするためのプログラムであるCVPPP。
攻撃的にならざるを得ない人に対して、ケアする者としてどのようにかかわるか、そして治療的な環境を守るために必要な視点を解説。
より安全な身体介入技術の方法についても紹介した。
目 次
第1部 理論編
1 暴力に対応することについての重要な理念
1 暴力をケアするということ
2 CVPPPの理念
・CVPPPの基本的理念
・CVPPPの8つの原則
・当事者と臨床の狭間をつなぐもの
・8つの原則の誤りやすい注意点とポイント・利点
3 プログラムによって期待される変化
・Person-centeredなかかわりについて
・プログラムによって個人に起こる変化
・プログラムによって組織に起こる変化
ほか
2 暴力に関連した理論と法的問題
1 暴力と攻撃性の理解
・定義
・攻撃性の理論
・感情、態度、行動という3つの側面
・臨床と暴力の問題
2 法的問題―ケアするための根拠
・緊急避難
・安全配慮義務責任
・責任能力、判断能力、強制介入について
・精神障害と司法
3 CVPPP実践の手引き
1 CVPPPの概要
・4つの構成要素
・CVPPPの効果
2 CVPPPの構成要素
・リスクアセスメント
・ディエスカレーション
・ブレイクアウェイとチームテクニクス
・振り返りと報告
3 日常の行動的介入とさまざまな対象へのCVPPP
・日常の行動的介入
・さまざまな対象へのCVPPP
第2部 実践編
1 ブレイクアウェイ
・同側の手首を持たれているとき
・髪を持たれているとき
・抱きつかれているとき(後方)
ほか
2 チームテクニクス
・立位と移動のサポート
・腹臥位から仰臥位へのサポート
・スタッフが交代してサポートを継続する方法
ほか
第3部 研修にあたって
CVPPP研修の運用と管理について
1 一般社団法人日本こころの安全とケア学会設立とその経緯
・日本こころの安全とケア学会について
・CVPPP研修に関連した学会組織
・CVPPP研修で得られる資格
ほか
2 CVPPPトレーナー養成研修における注意事項
・トレーナーとして認められるためには
・CVPPPトレーナー養成研修の留意点
演習課題
・「ケアするため」を意識する
・ケアする力、妥当な力
・暴力とその被害
ほか
当事者の声
インストラクターの声
著者 | 一般社団法人日本こころの安全とケア学会=監修/下里誠二=編著 | 判型 | B5 |
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ISBN | 978-4-8058-5956-8 | 頁数 | 294頁 |
発行日 | 2019年10月25日 | 価格 | 2,640円(税込) |