日常性の再構築をはかるクリティカルケア看護 基礎から臨床応用まで
療養環境や療養生活そのものが回復力に影響することが近年の研究で判明された。
本書は特に浅い鎮静時の疾患管理上を中心に、患者のニードの査定と充足の支援に基づいたケア理論から実践まで解説。
急性期医療だけでなくpost-Hospitalケア・地域完結型医療(ケア)まで触れた。
目 次
第1章 クリティカルケア領域における生活に関する総論
1 クリティカルケア看護の役割
2 クリティカルケア領域における生活の変化
3 ICU せん妄ケアの変遷と生活の再構築の概念
4 クリティカルケアと医療経済
第2章 生理的欲求とケア
1 生体侵襲理論
2 急性呼吸障害
3 急性循環障害
4 急性代謝障害
5 急性脳循環・神経障害
ほか
第3章 安全の欲求とケア
1 医療安全
2 医原性リスク管理
3 せん妄
4 感染管理
5 人工呼吸器関連肺炎(VAP)
ほか
第4章 所属と愛の欲求とケア
1 家族論
2 ケアを受ける存在としての家族
3 ケア提供者としての家族
4 Post-ICUケア
5 Post-Hospitalケア
第5章 尊重の欲求とケア
1 コンフォート理論の応用
2 ケアの構造とケアリング
3 ボディイメージ論
4 コントロール理論
5 クリティカルケアにも必要なセルフケア理論
ほか
第6章 自己実現の欲求とケア
1 生活の再構築・日常性の再獲得の支援
2 社会復帰
3 意思決定支援
4 看取り・ターミナルケア
5 倫理的諸問題―考え方とその対応
第7章 日常性を支える看護の事例
1 事例① 敗血症状態からの回復過程(ICU~退院まで)
2 事例② 院内急変および全身管理後の治療撤退・意思決定支援
3 事例③ 救命救急センター事例
4 事例④ 補助人工心臓
著者 | 古賀雄二、深谷智惠子=編集 | 判型 | B5 |
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ISBN | 978-4-8058-5910-0 | 頁数 | 612頁 |
発行日 | 2019年7月10日 | 価格 | 5,280円(税込) |