事例でわかる アルコール依存症の人と家族への看護ケア 多様化する患者の理解と関係構築
典型的な中年男性だけでなく、10代・20代の若者、女性、高齢者、発達障害者など、広がりを見せるアルコール依存症者とその家族への具体的なアセスメントの視点、かかわり方、看護ケアについて、事例を通して解説。
ポイントをわかりやすくまとめ、実践にすぐに活かせる。
目 次
第1部 アルコール依存症看護の基本
1 アルコール依存症の基礎知識
2 アルコール依存症の治療と看護
3 アルコール依存症看護の実際
4 家族・職場とのかかわり
第2部 実践事例
1 離脱症状があり、認知症が疑われた高齢者
―「やりがい」「楽しみ」をみつけてもらうためのかかわり
2 ひきこもりから連続飲酒となった20代男性
―無気力な若者の心の闇にはたらきかける看護師
3 心理的虐待を受けて育った30代女性
―看護師の自己開示をきっかけに結ばれた信頼関係
4 精神遅滞のある30代の女性
―飲めない環境を作るためのかかわり
5 親・妻の敷いたレールを歩み続けた40代男性
―回復する家族と回復しない本人
6 家族から自宅への退院を拒否された70代男性
―自助グループにつながらなかった人へのかかわり
7 攻撃・怒りで他者をコントロールしようとする40代男性
―肩書を利用するプライドの高い人へのかかわり
8 人間関係に悩み感情を上手に出せない50代男性
―アサーティブ・トレーニングを用いたかかわり
9 軽度精神遅滞を伴う50代女性
―重複障害が与える生きづらさにも焦点をあてたかかわり
10 看護師に怒りをぶつけ続ける50代男性
―正面から向き合うことで関係性を作る
ほか
著者 | 重黒木一、世良守行、韮澤博一=編集 | 判型 | A5 |
---|---|---|---|
ISBN | 978-4-8058-5825-7 | 頁数 | 350頁 |
発行日 | 2019年1月10日 | 価格 | 3,520円(税込) |