機能障害からみる看護過程〈2〉 消化・吸収・代謝/排泄(腎・膀胱)/調節機能障害

各機能障害について、総論としてメカニズム、原因・症状、病態関連図、考えられる問題点、目標・成果、援助方法を明示。
各論として術後などの状況設定別に、「消化・吸収・代謝、排泄,調節(内分泌)」について看護の思考プロセス、病態関連図、看護計画を解説した。



目  次
第Ⅰ章 消化・吸収・代謝機能障害と看護
 1 摂取・通過機能障害
  A 摂取・通過機能が障害を受けたとき
  B 化学療法による重度の口内炎のために
    食事摂取ができない患者の看護
  C 放射線療法により悪心が強く
    食欲不振のある患者の看護
  D 空腹感が強く、過食傾向のある患者の看護
  E 食道がんで通過障害をきたしている患者の看護
  F 脳血管疾患のために嚥下障害をきたしている
    患者の看護
 2 消化・吸収機能障害
  A 消化・吸収機能が障害を受けたとき
  B 胃切除により消化機能の低下のある患者の看護
  C 胃酸分泌の促進(過剰)により、
    潰瘍出血を起こしている患者の看護
  D 膵臓の炎症により膵機能の減退した患者の看護
  E 小腸粘膜の炎症により
    消化・吸収障害を起こしている患者の看護
 3 排泄機能障害
  A 排泄機能が障害を受けたとき
  B S状結腸がんのために
    閉塞性イレウスを起こしている患者の看護
  C 潰瘍性大腸炎のために
    頻回の下痢をきたしている患者の看護
  D 習慣性便秘を起こしている患者の看護
  E 直腸がんのためにストーマ造設を受けた
   (排泄経路の変更)患者の看護
 4 代謝機能障害
  A 代謝機能が障害を受けたとき
  B 肝機能障害をきたしている患者の看護
  C 胆嚢結石により消化液(胆汁)の分泌が
    障害されている患者の看護
第Ⅱ章 排泄(腎・膀胱)機能障害と看護
 1 尿生成機能障害
  A 尿生成機能が障害を受けたとき
  B 急性腎不全(腎障害)により
    水分出納のバランスを崩した患者の看護
  C 慢性腎不全から尿毒症が進み
    血液透析療法を導入する患者の看護
 2 尿貯留機能障害
  A 尿貯留機能が障害を受けたとき
  B 膀胱がんのためストーマを造設した患者の看護
  C 腹圧性尿失禁のため失禁体操(骨盤底筋訓練)を
    開始した患者の看護
 3 尿排出機能障害
  A 尿排出機能が障害を受けたとき
  B 尿管結石のため排尿困難のある患者の看護
  C 膀胱留置カテーテル挿入中の看護

第Ⅲ章 調節機能障害と看護
 1 ホルモン分泌系調節機能障害
  A ホルモン分泌系調整機能が障害を受けたとき
  B インスリン作用不足により高血糖を起こしているため
    セルフケアが必要な患者の看護
  C 症状増悪をくり返し長期に治療が必要な患者の看護
  D 尿崩症により水分代謝異常をきたしている患者の看護
 2 自律神経系調節機能障害
  A 自律神経系調節機能が障害を受けたとき
  B 摂食障害に伴い自己概念の低下をきたしている患者の看護
  C 更年期障害による不安定状態にある患者の看護

書籍データ
著者今川詢子、長谷川真美=監修/今川詢子、長谷川真美、小濱優子、江川隆子、細原正子=編集/江川隆子=編集協力 判型AB
ISBN978-4-8058-5733-5 頁数374頁
発行日2018年9月10日 価格3,300円(税込)
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