窃盗症 クレプトマニア その理解と支援

「常習的な万引き=クレプトマニア」
万引きという病から回復するために
窃盗症の病理と実態を明らかにし、
治療や援助の実際を紹介する1冊
万引きに代表される窃盗症の病理と実態を明らかにし、治療や援助の実際を紹介する。
当事者と家族の手記・治療プログラム・裁判記録・新聞報道などから重層的にクレプトマニアを解説。
手記では、万引きを始めるきっかけから耽溺に至るまでの経緯と、回復への思いを語る。




目  次
序章 アディクションとクレプトマニア

第1章 当事者と家族の体験
 第1節 当事者が語る
   ・両方は手に入らない
   ・クレプトマニアという病
   ・忘れられないあの日の判決
   ・生きるための窃盗癖
   ・万歩計から発症した摂食障害
   ・子どもの頃に受けた傷
   ・受刑中のミーティング
   ・夫の暴力から逃れたあとに
   ・良い子を演じているうちに
   ・子どもと二人で狂気の生活
   ・1日に5通のメール
 第2節 家族が語る
   ・子どもの受験をきっかけに
   ・「助ける」から「邪魔をしない」へ
   ・ママが出かけるとき
   ・家族としてできること
   ・私が娘を治してみせる

第2章 回復に向けて
 第1節 医療の立場から
 第2節 相談援助の立場から
 第3節 司法の立場から
 第4節 法律学の立場から
 第5節 ジャーナリズムの立場から
   Ⅰ 万引きという病と報道
   Ⅱ 裁判の実際
 第6節 治療機関における実践活動
   Ⅰ サイコドラマ
   Ⅱ 窃盗事犯公判傍聴
   Ⅲ 留置場・拘置所へのメッセージ

資料 窃盗癖関連新聞記事リストと要旨

書籍データ
著者竹村道夫、吉岡隆=編集 判型A5
ISBN978-4-8058-5698-7 頁数254頁
発行日2018年5月15日 価格2,916円(税込)
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