図説リカバリー 医療保健福祉のキーワード

医療保健福祉の援助実践に広がる
「リカバリー」の概念。
理解を深める47の項目を、
先達の歩みや諸国の事例、最新の動向より
わかりやすく図解した待望の一冊!


病や障害をもっていても、自分の生活や人生を取り戻すことができる…。
今、精神保健医療福祉の現場に「リカバリー」の考え方が着実に広がっています。本書では、リカバリーの概念をその歴史、背景、支援プログラム、制度的課題等、見開きページに概略図を示しながらわかりやすく解説します。


図説リカバリー 医療保健福祉のキーワード
もくじ
まえがき
リカバリー論全体図
I.疾病や障害をめぐる考え方の変遷
リハビリテーションの歴史/社会的価値観の変化/心理社会的視点/科学的根拠と実践化/セルフヘルプグループ活動/国際生活機能分類(ICF)/障害学/障害の受容/疾患発症のメカニズム/リハビリテーション過程
II.リカバリー概念の誕生
リカバリー3つの概念/ユーザーの手記/リカバリーを生きる人々/回復の過程/年代ごとの課題/リカバリー構成要素/希望を喚起する/阻害要因と促進要因/リカバリー段階論/リカバリー評価/プロシューマー
III.リカバリー支援のプログラム
リハビリテーション関係/パートナーシップ/快食・快眠・快便/実存療法/作業療法/ストレングスモデル/ACT(Assertive Community Treatment)/IPS(Individual Placement and Support)/IMR(Illness Management and Recovery)/WRAP(Wellness and Recovery Action Plan)/PACE(Personal Assistance in Community Existence)/支援つき居住(Supported Housing)/家族心理教育(Psycho-education for families)/認知行動療法/愛することの支援/就学支援/グループ支援/当事者研究
IV.リカバリーへの制度的課題
サービスの断片化/職種の壁/ケースマネジメント/サービス統合の工夫/社会的包摂/権利擁護/日本のストレングス/リカバリーを支援する体制
参考文献
あとがき

書籍データ
著者野中猛=著 判型A5
ISBN978-4-8058-3532-6 頁数120頁
発行日2011年10月 1日 価格2,200円(税込)
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