近代日本の乳食文化 その経緯と定着

明治維新以降、日本で展開・発展してきた乳文化を様々な視点から概述。
日本における乳・乳製品の生産や利用の状況を説明するだけでなく、日本での乳・乳製品の受容・定着、さらに今後の展開について、それぞれの立場から問うことで、乳文化の日本的な特徴を浮き彫りにした。


目  次
・日本の食生活における乳の受容と定着に関する一考察
 ―他の食品との比較を通して―

・明治150年 日本酪農乳業近代化への歩み

・日本におけるミルク科学の歩み
 ―明治から戦後15年までの研究と技術―

・乳食文化導入に尽力した近代人たち
 ―画期としての明治・大正期―

・近代日本の食文化における乳の受容と菓子

・明治期の牛乳搾取業の形成と地域的広がり

・アフロ・ユーラシア大陸における日本乳文化の位置

・米食文化圏インドシナ半島からみる日本の乳食文化

・明治から戦後「家庭」創設までの初等・中等教育において、
 「乳」はどのように扱われてきたか

・学校給食における牛乳利用の現状と課題
 ―学校現場の視点から―

・チーズは日本人の心の伴侶たりうるか

・食文化研究の方法について
 ―近現代の日本人における乳食の受容を視座に―

書籍データ
著者江原絢子、平田昌弘、和仁皓明=編著/一般社団法人Jミルク=企画編集 判型A5
ISBN978-4-8058-5999-5 頁数450頁
発行日2019年12月15日 価格4,620円(税込)
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