採用と育成の好循環を生み出す園長の仕事術 子ども主体の保育を実現するリーダーシップ

保育人材不足の現在、保育者を育てるのもダメにするのも園長次第。
本書は子ども主体の保育に向けて必要とされる人材採用・育成について、園長の役割を提言。
広報の工夫、園内研修、環境、チーム等、保育者のやりがいを支え、働き続けたいと思える園の作り方を解説する。


目  次
第1章 人材不足時代の園長の仕事術
 ・人材不足。学生にとっては選びたい放題だけれど…
 ・保育の受け皿の拡大が人材不足につながる
 ・保育者の早期退職が人材不足に拍車をかける
  ほか

第2章 養成校で学ぶ保育を知る
 1 実習を通してみえてくる課題と展望
  ・保育学生の減少
  ・キャリア教育の充実
  ・保育者養成校での指導―実習を軸に
   ほか
 2 養成校の講義の実際・これからの実習
  ・昔とずいぶん違う養成校の講義内容
  ・アクティブ・ラーニングな授業の一事例
  ・そもそもアクティブ・ラーニングとは?
   ほか

第3章 アンケート結果からみる 学生が仕事や園を選ぶ今日的な基準
  ・イマドキの学生は何を考える?
  ・アンケートにみる学生の就職意識
  ・自由回答から得られた気づき

第4章 採用の仕事術
 1 人材不足時代の採用
  ・多様化する採用形態
  ・求人広報
  ・採用試験までのプロセス
   ほか
 2 就職フェアを通して考える人材確保対策
  ・保育所を取り巻く社会状況の激変
  ・保育者不足による現場の状況の変化
  ・東京都の保育団体が主催する保育園就職フェア
 3 「広報」の工夫でできること
  ・なぜ広報活動が必要なのか
  ・そもそも広報とは何か?
  ・広報の実際―PRの一事例
   ほか

第5章 育成の仕事術
 1 実践① 学び続ける保育者集団を目指して
  ・「学び合い」を促す組織風土の醸成
  ・保育の質の向上を目指して―園内研修を通して学びを深める
  ・学びの土壌を支える園外研修の活かし方
   ほか
 2 実践② 働きやすい環境を整えることで、職員は成長する
  ・落ち着かない園児―必要に迫られた改革
  ・園長の影響力
 3 実践③ 同僚性を育むチームのつくり方
  ・実践を通して理念を学び、自らの力にする
  ・保育者個人へのアプローチ
  ・チームへのアプローチ
   ほか
 4 実践④ 保育者を支える肯定的なまなざしが離職を防ぐ
  ・保育者のやりがいを支える対話型チームへ
  ・保育者の主体性を支える挑戦し続けるチームへ
  ・子どもの育ちから保育計画へ―子どもの育ちを掘り起こす
   ほか
 5 保育者を育てる組織と園長の役割
  ・保育現場における学び合う風土
  ・働き続けたい職場をつくるために
  ・組織をつくり職員を育てるための園長のリーダーシップ

第6章 採用・育成・定着の好循環を促すために
 ・好循環を生み出すことが難しい現場の実態
 ・養成校のこれから
 ・保育現場のこれから
  ほか

書籍データ
著者田澤里喜、若月芳浩=編著 判型A5
ISBN978-4-8058-8106-4 頁数258頁
発行日2020年3月20日 価格2,420円(税込)

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