発達障害児の偏食改善マニュアル
毎日同じものしか食べない、今まで食べていたものが急に食べられなくなった、といった発達障害児特有の偏食について具体的な対応方法を解説。
発達・栄養の状態や口腔機能等から原因を考え、偏食改善に向けた特別な食事の作り方を示す。
食事記録票等の現場で役立つ様式も収載。
【発達障害のある子どもたちの“偏食”へのかかわり方がわかる!】
「毎日同じものしか食べてくれない」「無理やり食べさせることになってしまってつらい」など、発達障害のある子どもの偏食は、保護者の方をはじめとする子どもの食事にかかわる支援者に共通する課題となっています。本書は子どもたちが食事を楽しんで食べられるよう、偏食を改善するために必要な対応をマニュアル化したものです。
【子どもの状態の読み取りから、食事の支援まで写真とイラストで解説!】
第1章の「偏食に関する基礎知識」では、偏食の原因や現場の実情など、支援を始めるにあたって知っておくべき事柄を整理しています。
第2章から第4章は「偏食改善マニュアル」として、具体的な対応方法をまとめています。
まず第2章で子どもの普段の姿や身長・体重などをさまざまな情報をもとに偏食の原因を考え、一人ひとりの状態に応じた対応の仕方をイラストでわかりやすく紹介します。
続く第3章では、偏食に悩む子どもでも手が出しやすい特別な食事について解説し、写真を交えて用意の仕方も掲載しています。
第4章では、著者が実際に相談を受けた経験をもとに、具体的な場面に応じた対応方法を解説しています。
目 次
第1章 偏食に関する基礎知識
偏食とは
・偏食の特徴
・偏食の原因
・偏食対応の課題
偏食への対応
・偏食対応の4つの柱
・偏食対応の実例
・心構え4カ条
第2章 偏食改善マニュアル① 子どもの状態を確認する
子どもの状態を確認する
・情報収集の基本
・子どもの状態を把握する
・身体・栄養状態を確認する
子どもの発達状態を確認する
口腔機能を確認する
・咀嚼
・送り込み
・嚥下
感覚を確認する
・触覚
・固有感覚
・聴覚
ほか
第3章 偏食改善マニュアル② 特別な食事を用意する
口腔機能への対応―嚥下調整食
・嚥下調整食とは
・基本の作り方
感覚への対応―口腔感覚対応食
・口腔感覚対応食とは
・グループ分けと対応
・基本的な口腔感覚対応食(カリカリ食)の作り方
第4章 偏食改善マニュアル③ 支援のテクニック
支援のテクニック
・食材に手を出しやすくする
・間食への対応
・立ち歩きへの対応
ほか
特定場面ごとの対応
・アレルギーがある場合
・保育園・小学校を意識したレシピを考える場合
・給食がお弁当の場合
ほか
資料編
・食事調査票
・食事記録票
・たべられるものリスト
・偏食傾向チェックリスト
・食育マット
ほか
著者 | 山根希代子=監修/藤井葉子=編著 | 判型 | B5変 |
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ISBN | 978-4-8058-5944-5 | 頁数 | 152頁 |
発行日 | 2019年9月25日 | 価格 | 3,300円(税込) |
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