保育を変える チーム力の高め方 職員の意識改革とコミュニケーションの活性化

保育現場では近年、長時間保育によるシフト制、配慮の必要な子どもの増加、異学年の担任との連携など、チームによる保育が課題となっている。
本書は、保育者の協働の必要性や効果、意識改革、PDCAなど、チームワークを高める工夫を提案する。様々な研修方法も収載。




目  次
第1章 保育者のチームワーク
 1 チームって何?
   ・目標に向かう協働体制
   ・チーム力が高まる3つの条件
   ・グループとチームの違い
    ほか
 2 チームの歴史
   ・子育てはチームで行われていた
   ・地域での共同性
   ・子ども・子育て支援新制度におけるチーム保育の課題
    ほか
 3 チームが必要な理由とは?
   ・11時間保育によるシフト制
   ・配慮が必要な子ども・家族の増加
   ・年齢をまたぐ接続・継続
 4 チームの役割とは?
   ・チームワークを意識する場面
   ・他職種とのチームワーク
   ・子どもと保育者の関係
    ほか
 5 落ち着かない人間関係
   ・落ち着かない職員室(休憩室)と保育者
   ・職員同士の気遣い
 6 チームワークの4つの効果
   ・好循環を促す
   ・効率性の向上
   ・満足度の向上
    ほか

第2章 チーム力を高めるPDCAと意識改革
 1 保育の目的を共有しよう
   ・保育の目的とは?
   ・目的の共有と実践
   ・振り返りと改善
 2 保育者の意識改革
   ・保育を通した保育者の関係
   ・専門職としてのジレンマ
   ・「持ち場の担当性」の課題
    ほか

第3章 チーム力を高める研修と研鑽
 1 個人スキルを磨こう
   ・コミュニケーション力を高める
   ・コミュニケーションの技法
   ・ストレングスの視点
    ほか
 2 チームスキルを磨こう
   ・壁紙ミーティング
   ・ミーティング・会議の工夫
   ・カンファレンスの工夫
    ほか

第4章 事例から学ぶチーム力の効果
 ・調理員と保護者を含めたチームワーク
 ・議事録の作成を通したチーム力の向上
 ・連絡ノートによる職員間の情報共有
 ・アレルギー体質の子どもへのチーム対応
 ・気になる子どもへの保育者同士の連携
  ほか

書籍データ
著者倉石哲也=著 判型B5変
ISBN978-4-8058-5943-8 頁数168頁
発行日2019年9月10日 価格2,200円(税込)
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