保育・教育施設における事故予防の実践 事故データベースを活かした環境改善
年々増え続ける保育所等での事故。
「次から気をつけましょう」という注意喚起だけでは、根本的な解決に結びつかない。
本書は、環境改善アプローチにより事故の原因を追求し、改善に向けた保育現場のPDCAサイクルを提案。
具体的な事故防止マニュアルの見直しにつなげる。
目 次
第1章 保育・教育施設における事故の実態
1 なぜ子どもを守るのは難しいのか?
2 科学的な視点による傷害予防の見直し
第2章 傷害予防の基本的な考え方
1 傷害予防の基本的な考え方:3つのE
2 社会の典型的な反応と、傷害予防につながる仕組みづくり
第3章 科学的傷害予防の基本手順
―リスクの考え方、データの収集と活用
1 キーワードの理解
2 科学的傷害予防の基本手順
コラム リスクの発見(応用編)
3 予防方法の開発
コラム 「けがからの学び」について
4 家庭への科学的傷害予防の普及に向けた保育・教育施設の役割
第4章 予防につながる事故・ヒヤリハットデータの収集と予防への取り組み
1 予防のための事故・ヒヤリハットデータの記録
2 既存の事故データベースの活用
3 職員・教員への研修
4 Love&Safetyおおむら:地域で取り組む子どもの傷害予防プロジェクト
第5章 頻発事故への予防の提案と実践
1 誤飲・中毒
コラム 食物アレルギーとアナフィラキシー反応
2 溺水
3 やけど
4 転倒・転落
5 交通事故
6 遊具による事故
7 窒息
8 熱中症
9 応急処置と心肺蘇生法
コラム 119番のかけ方
コラム 乳幼児突然死症候群
10 野外保育における事故
第6章 保育の安全にかかわる法律
1 「法」とは?
2 保育・教育施設に適用される法
3 子どもの事故に関する責任
4 裁判例から学ぶ事故実例
著者 | 西田佳史、山中龍宏=編著 | 判型 | B5 |
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ISBN | 978-4-8058-5854-7 | 頁数 | 194頁 |
発行日 | 2019年5月20日 | 価格 | 3,080円(税込) |