新・基本保育シリーズ 8 保育の心理学
新しい保育士養成課程に準拠したテキスト。
本巻では、保育士養成課程の改正に伴い、社会情動的発達についての新たな知見、乳幼児期の学びに関わる理論と保育実践などについて内容を盛り込む。
目 次
第1講 子どもの発達の理解とその意義
・心理学における「理解」の歴史
・発達の記述と説明
・臨床的な理解の活かし方
ほか
第2講 子どもの発達と環境
・子どもを取り巻く環境と発達
・環境を通した保育
・現代の環境を取り巻く課題
ほか
第3講 発達観、子ども観と保育観
・発達のイメージから考える発達観
・子どもとのかかわりに現れる発達観と子ども観
・子どもを子どもの側から見る
ほか
第4講 保育実践の評価
・保育における評価の意義
・評価の分類と方法
・レッジョ・エミリアにおけるドキュメンテーション
ほか
第5講 社会情動的発達①自己と感情
・乳幼児期の自己形成と感情
・乳幼児の自己意識の発達
・自己主張が強い子どもへの対応
ほか
第6講 社会情動的発達②他者理解
・他者の内的状態の理解
・他者の感情への気づきと理解
・感情知性等の社会情動的コンピテンス
ほか
第7講 社会情動的発達③他者とのかかわり
・乳児の人への志向性
・ソーシャルスキルの習得方法
・クラスで行うソーシャルスキル学習
ほか
第8講 身体的機能と運動機能の発達
・身体の発育と反射
・幼児期の運動指導
・運動とほかの能力の関係
ほか
第9講 認知の発達①認識の基礎
・知覚の発達と世界の広がり
・乳児の発達と外界とのかかわり
・大人がみている世界・子どもがみている世界
ほか
第10講 認知の発達②数と形
・生得的に備わっている数量のシステムとその後の発達
・幼児期にみられる数量活動
・インフォーマルな算数とフォーマルな算数の接続
ほか
第11講 認知の発達③言葉と文字
・言葉とは:言葉のはたらき
・生活のなかで親しい人とともに育む言葉
・幼児期の教育と小学校教育をつなぐ言葉
ほか
第12講 乳幼児期の学びにかかわる理論
・子どもにとっての学びと、学びの理論の重要性
・行動の変化としての学び(行動主義・観察学習)
・共同体のなかでの自己や集団の変化としての学び(状況論)
ほか
第13講 乳幼児期の学びの過程と特性①認知的学び
・遊びを通した学びの重要性
・園や家庭での援助の影響
・物の動きの予測
ほか
第14講 乳幼児期の学びの過程と特性②社会情動的学び
・「かかわり合い」のなかにある社会情動的学び
・保育の場における社会情動的学び
・社会情動的スキルの見方
ほか
第15講 乳幼児期の学びを支える保育
・学びを支える保育の課題
・遊びにおける問題解決と思考力
・小学校との連携と接続
ほか
著者 | 公益財団法人児童育成協会=監修/杉村伸一郎、山名裕子=編集 | 判型 | B5 |
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ISBN | 978-4-8058-5788-5 | 頁数 | 200頁 |
発行日 | 2019年3月 1日 | 価格 | 2,200円(税込) |