身近な自然を活かした保育実践とカリキュラム 環境・人とつながって育つ子どもたち
広島大学附属幼稚園が実践してきた「森の幼稚園」では、子どもの育ちになぜ自然が必要なのか、自然を活かした保育の利点は何かを徹底して追求してきた。
そこから導き出した、幼児期にめざす子ども像と、生きる力の基礎を培う保育の理論と実践を、豊富な写真を用いて紹介する。
目 次
序章 ようこそ、森の幼稚園へ
第1章 自然に抱かれて育つ子どもたち
・春
・夏
・秋
・冬
コラム1 なぜ、今、自然の中での保育なのか
第2章 自然の中での保育で育まれるもの
①森の保育における子どもたちの体験内容
②安心感・やすらぎ
③諸感覚を通した原体験
④負の体験も含む多様な感情体験
⑤挑戦的な遊び・身のこなし
ほか
コラム2 自然の中での保育のQ&A
第3章 自然を活かした保育カリキュラム
①3歳児のカリキュラム
3歳児1期(4・5月)
3歳児2期(6~10月)
3歳児3期(11~3月)
②4歳児のカリキュラム
③5歳児のカリキュラム
④森の幼稚園のカリキュラムと
「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」との関係について
コラム3 自然の中での保育をどう進めていくか
第4章 自然を用いた保育の実践方法
①自然の中で過ごす第一歩
②「森の達人」(インタープリター)の活用
③自然の中でリスク管理―リスクとハザード
④自然の中での集い―まとまった活動
⑤動物体験―虫などの小動物とのかかわり
ほか
コラム4 自然環境が豊かでない場合どうするか
第5章 環境や人とつながって育つ子どもたち
~エピソードから迫る子どもの姿とカリキュラム
①次第に安心し、泥に入り込んで遊ぶようになったヨシオ【3歳児1期】
②崖登りで友達に助けられることで親しみを増していったサヤカ【3歳児3期】
③友達と楽しみながら助け合った子どもたち【4歳児2期】
ほか
コラム5 保護者パワーを活用しよう
巻末資料
・3歳児カリキュラム
・4歳児カリキュラム
・5歳児カリキュラム
著者 | 松本信吾=編著/広島大学附属幼稚園=監修 | 判型 | B5 |
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ISBN | 978-4-8058-5759-5 | 頁数 | 176頁 |
発行日 | 2018年11月20日 | 価格 | 2,420円(税込) |