特別な配慮を必要とする子どもが輝くクラス運営 教える保育からともに学ぶ保育へ
発達障害、外国籍、貧困等、配慮が必要な子どもたちのいるクラスで、 「子どもの資質・能力を育む」視点をどのように実践すればよいのか。
筆者が出会った事例をもとに、集団のダイナミズムを活かしたクラス運営を解説。
一人ひとりの違いをみんなの学びに変える保育を考える。
目 次
第1章 集団であるということ
1 一人ひとりの違いを
みんなの学びに変える
2 「卓越した技術」で
「個々の能力」を伸ばすって?
3 「柔軟な心持ち」で
「全体の空気づくり」って?
第2章 学びのきっかけをくれる
子どもたちの空気
1 3つの空気
2 「空気」って見えないもの。
でも確かにある
3 子どもたちを取り巻く空気と特徴
・自閉症スペクトラム障害の診断を受けた子ども
・注意欠如・多動性障害の診断を受けた子ども
・知的障害の診断を受けた子ども
ほか
第3章 学びのきっかけをくれる
子どもたちがいるクラスの運営
1 場面からみたクラス運営
・イメージを超える子どもたち
・我慢と自己抑制
・子どもの自信を育てるプロセス
ほか
2 遊びからみたクラス運営
・一人ひとりが自分らしく参加できる遊び
・発達の差に関係なく楽しめる遊び
・型が伝染し、個性が表れる遊び
ほか
3 集団を動かすクラス運営
・活動の区切りを気持ちの区切りにしない
・「自由度の高い制約」により、
自然と集合体になる
・みんなでやればつらくない
ほか
4 特性に応じた子ども理解
・こだわりの裏に見える気持ち
・子どもの特性とおもちゃの特徴
・関係性をつなぐモノ
ほか
5 空気を変える園内体制
・子どもたちのやる気を引き出す用務員
・保育に携わる調理員
著者 | 松井剛太=著 | 判型 | B5変 |
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ISBN | 978-4-8058-5744-1 | 頁数 | 140頁 |
発行日 | 2018年9月10日 | 価格 | 1,980円(税込) |