HIV/AIDSソーシャルワーク 実践と理論への展望

近年HIV/AIDSの医療の進歩は目覚ましいが、罹患者が抱える生活上の課題に対する支援の道は未だ険しい。
本書は、感染症としての基本知識を押さえ、ソーシャルワークの観点からセクシャリテイやメンタルヘルス、外国人支援、就労支援、薬害など、関連テーマを掘り下げた。


目  次
第1部 HIV/AIDSソーシャルワークの
     変遷と課題
 第1章 HIV医療・体制の変遷と課題
 第2章 HIV/AIDSソーシャルワークの
      変遷の枠組み
 第3章 価値・倫理的課題
 第4章 各論(第2部)に向けた
      社会福祉学の射程

第2部 HIV/AIDSソーシャルワーク実践
 第1章 HIV/AIDSソーシャルワーク実践
      の枠組み
  1.HIV感染症の基礎知識
  2.HIV陽性者の生活の諸相
  3.ソーシャルワーク援助のプロセス
 第2章 各テーマの知識・理論とその実際
  1.HIV陽性者とスピリチュアリティ
  2.ソーシャルワークと性の多様性
  3.メンタルヘルス
  4.薬物依存
  5.パートナー・家族への支援
  6.就労支援
  7.外国人支援
  8.薬害エイズとソーシャルワーク
  9.要介護状態にあるHIV陽性者の制度利用
  10.社会福祉施設におけるマネジメント
  11.医療連携と組織マネジメント
   ①看護と介護による在宅支援―10年間の歩み
   ②老人ホームでのHIV陽性者の受け入れの実際
  12.地域生活支援とネットワーキング
   ①「寝たきりエイズ患者」に対する地域生活支援
   ②「地域を耕す」実践
     ―ピア・アルプスの活動から
  13.地域における市民主体のHIV/AIDS啓発活動

第3部 社会福祉学としての理論的考察
 第1章 多様なテーマの
      社会福祉学としての構図と課題
 第2章 アドボカシーの概念と
      HIV/AIDSソーシャルワーク
 第3章 HIV診療チームと連携
 第4章 地域福祉への展望

[資料編]制度・施策
 ①年表
 ②HIV感染症・薬害等に関する
   関係通知など
 ③解説&利用できる制度

書籍データ
著者小西加保留=編著 判型A5
ISBN978-4-8058-5598-0 頁数356頁
発行日2017年11月24日 価格3,850円(税込)
e-booksで購入

関連商品